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質問_心とからだの相談室
質問者
貯蓄|Q14|2007/5/11

母子家庭となってしまいましたが、どのように貯蓄していけばいいですか?

はじめまして。将来がとても不安なので相談にのってください。理由があり母子家庭となってしまいました。子どもが成人するまでに基本的にかかる教育費と別に、適宜素質を伸ばしてあげられるような習い事等にもお金がかかることと思います。そして、いざ自立した時には、子供に心配をかけないような老後のたくわえも必要かと考えています。収入は今後もほとんど横ばいと思われますが、どのように貯蓄していったらよいでしょう?
久保幸司先生
回答者
お子様の将来を考え基本的な教育のための費用やお稽古事などの費用を十分準備して お子様の能力を伸ばしてあげたいと思うのは親として当然の思いだと思いますし、ご自身の老後についてもお子様に負担を掛けるのでなく準備する心構えもご立派だと考えます。

教育費にせよ、老後資金にせよ必要になる時期は決まっているわけですから、あとは 必要金額を導き出し、今の収入で予定時期に(通常教育費の方が早い)貯まるのかを試算してみてください。(何時に資金がいくら必要なのかを把握する)

一般には、教育費は安全性重視の商品の割合を多めに(積立定期や短期払いの終身保険の活用)、予定額まで届きそうに無い場合には少しリスク性のある商品を混ぜ(投資信託や外貨預金など)積み立てていき、老後資金はリスク性商品をバランス良く組み合わせ長期分散投資を心がけ、運用期間と複利の効果を見方につけるようにしていきましょう。(アセットアロケーションに即した運用)
※アセットアロケーションとは・・・
 国内株式、国内債券、外国株式、外国債券の主に4つの資産配分を、その人のリスク許容度により決定すること。配分はその人により異なるので誰にでも当てはまる絶対的な正解はありません。

ただ理想は貯蓄のための金融商品ではなく、あなたの家庭や収入、教育や老後に対する希望を決めそれに即した手段を選ぶようにしましょう。
それにはライフプランを作成し、それに則した金融商品で貯蓄なり運用をしていくようにすればいかがでしょうか?

その上で自分にあった金融商品の中から選択し、支出の予定と資産運用予定額とを照らし合わせてはいかがでしょうか?

もし自身の希望と資産設計のずれが生じるようであれば適宜優先順位をつけ修正する

たとえば、お子様の教育費が必要なのも理解できますし、またご負担を掛けたくないのもわかりますが、ご自身の老後資金に不足が生じるようであればお子様の教育費については、教育ローン、奨学金の活用も検討する。場合によっては、在学中にアルバイトなどをしてもらい一部学費に充てるなど検討してみる必要性があるかもしれません。(特に奨学金制度は学校ごと独自の規定や募集時期、募集内容があるものもあります。また、通常入学後に申請するため、入学金には間に合わない場合が一般的です。)

ご参考までに、お子様1人を幼稚園から大学まで進学させる場合、
すべて公立で進学した場合の費用が約1100万円(自宅通学)
すべて私立で進学しかつ自宅通学外(下宿)の場合の費用約2600万円
統計上はこのよう数字になっています。(インフレ等は考慮せず)

繰り返しになりますが、教育資金、老後資金とも多額な資金になりますので、最初にしっかりした計画をたてることが肝要です。

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