会陰切開のことを思うとぞっとします。切りたくないと病院に言うことはできますか？

会陰は時間をかければ、紙のように薄く伸びます。しかし、膣と肛門の間の長さの違いや皮膚の伸び具合などとても個人差があります。紙のように伸びれば会陰切開する必要がない方もいます。一般的に初めてのお産の方では、会陰は伸びにくいため、初産婦さんは会陰切開をすることが多いのが現状です。

会陰切開は医療行為であり、会陰切開しないと赤ちゃんの頭が出てこない、赤ちゃんの心音がゆっくりになって緊急で出したほうがよいなど判断して医師は行います。会陰切開をせずに自然に裂けることによって、肛門や直腸、会陰深くが避けてしまうことを予防するために行います。そのため、絶対会陰切開は嫌だと拒否することは望ましくありません。

産後の座れないということは、会陰切開に限らず自然に裂けた時でも縫合しますので同じ様なことは起こります。 ただ、会陰の厚みで糸のひきつれ方はことなりますので、会陰切開するにせよできるだけ会陰が伸びるように努力することは効果が期待できます。妊娠36週になったら会陰マッサージをすることで伸びやすくなります。方法は施設の助産師に聞いて見るとよいでしょう。

産後の傷の痛みは個人差があります。椅子に座りにくい方は円座を使うとよいでしょう。縫合の糸の種類にとっても違いますが、抜糸する糸の場合は抜糸することで少し落ち着きます。吸収する糸は吸収する時期（3-4日目）に痛みを感じることが多いようです。1ヶ月健診の時には気にならなくなりますが、人によっては違和感を長く感じる人もいます。