
「陣痛に耐えて、無事に自分のからだから…」とありますが、陣痛に耐えるのは”赤ちゃん”なのでしょうか、それとも”自分”なのでしょうか? ”赤ちゃん”だとすると、およそ90%の赤ちゃんは耐えますが、10%くらいは『ちょっときついよ』と言います。だから助産婦や産科の医者は気をつけて診ていて、手を差し伸べるのです。どういう方法で? 酸素吸入、会陰切開、クリステレル法、吸引分娩、鉗子分娩、帝王切開などです。
”自分=妊婦さん”だとすると、耐えられるためには妊婦さん=あなたが一生懸命、母親になろうと思っているかどうかが大切です。妊娠期間の10ヶ月はその準備期間ともいうことができます。そのために母親学級があるし妊婦さん向けの本や雑誌もあるのです。親になることが心配・不安だったら赤ちゃんとママ社が出版した「あなただからだいじょうぶ」という本が(105円です)ありますのでぜひご参考に。同じ妊婦さん同士おしゃべりをする、助産婦さんと話をする、医者に質問するなど周りの人を利用しましょう。べビカムのコミュニティに参加するのもいいですね。
”井戸みたいに出口が広い”とはどういうことでしょうか、私には判りません。井戸の出口は広がっているものなのでしょうか? ”いい骨盤”がどういうことを言ったのか判りません。というのはその先生が「どういうことをいいと思っているのか」は想像するしかないでしょう? 想像は違っているかも知れないからです。
”骨盤が大きいと比較的ラクか?”という質問ですが、逆に骨盤が小さい場合のことを考えて下さい。赤ちゃんは通り抜けるのは大変ですよね。そうするとお母さんはラクとは言えないでしょうね。でも、大きくてもラクと感じるかどうかは、お母さんの感じ方ですよね。
”骨盤が大きいと陣痛時に子宮口も開いてくれるものなんですか?”
骨盤が小さくても子宮口は開きます。子宮口の開き方は、骨盤の大きさとは関係はありません。子宮口の硬さ、陣痛の強さ、お産をする人がリラックスしていられるかなどが関係します。リラックスするにはどうするかを、教えてくれるのが母親学級だし、ラマーズ法もその方法の一つです。夫立ち会い分娩やリーブ法もそうです。
先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。