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性器ヘルペスの治療薬について

妊活・妊娠前の相談

Q598:性器ヘルペスの治療薬について

妊娠を希望しています。性器にかゆみを感じた数日後、激痛になり病院に行った所、性器ヘルペスと診断されました。性器ヘルペスは2回目です。ちょうど排卵日とその前後に仲良くしてしまったため、万が一妊娠していた場合、ヘルペスの菌が精子とともに子宮に入り赤ちゃんに影響を与えないか不安です。その可能性はあるのでしょうか? またバルトレックスの服用は妊娠していた場合の胎児に影響を与える事はないのでしょうか? バルトレックスとアラーゼ軟膏を処方されましたがバルトレックスは痛みに耐えれるなら飲まない方がいいのでしょうか? お医者さんに確認したところ「そんなの産まれてみないと分かりません。じゃあ薬いらないの?」と冷たく言われてしまいました。 2011/9/2
堀口貞夫先生
外陰部のヘルペスの病変部にいるヘルペスウィルスがペニスで子宮口まで押し込まれたり、そこで精子に乗っかって卵の所まで送り届けられ受精卵に取り付くという事はありません。ヘルペスウィルスは皮膚か粘膜の細胞の中にしか入れないのです。
治療のことですが、痛みが強かったり、熱が出たりすることがあります。またお産の時に外陰部や産道の腟粘膜細胞に症状が出ていると、それに触れた赤ちゃんには感染します。ですから多少の副作用があったとしても治療をしておいた方が良いのです。

医者の言葉が

先生のプロフィール

元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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