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子どもの学費はどれくらい?

子どもを育てていくなかで、避けてとおれないのが「学費」。幼稚園から大学までのトータルでかかる学費を考えると、やはり1000万円はかかってきます。お子さんの教育資金の用意は万全ですか?

赤ちゃんと電卓の写真

幼少期から高校まで学費は?

親としては子どもが希望する進路を進んでほしいと思いますよね。ではそのために教育資金を貯めようと思ったとき、「トータルでいくらくらい学費がかかるの?」ということではないでしょうか。

ご存知の通り、公立や私立の学校を選択することにって必要な学費も大きく変わります。まずは幼少期から高校までの学費をチェックしてみましょう。
こちらは文部科学省が出している、「子供の学習費調査」(平成30年度)からの資料です。学費は授業料・給食費・学校外活動費(学習塾や習い事など学校外でかかる費用を含んでいます。

表 公立と私立を比較した子どもの学費

大学の学費は?

大学は特に国公立大学に通うか、私立大学に通うかによって学費に大きな差があります。
4年間の学費の通算でみると、国公立大学は253万円程度ですが、私立大学の場合、文科系学部で約400万円、理科系学部で約560万円、医歯系学部(6年間)だと2,356万円もかかります。

また、文部科学省の『平成30年度学校基本調査』によると、在校者数の割合は国公立大学が26.3%なのに対して、私立大学は73.7%です。子どもが大学まで進学する場合は、私立大学に通うことを想定して備えておくことが大切といえるでしょう。

学費以外にも、受験料やセンター試験料(センター試験は2020年度入試をもって終了し、2021年度からは「大学入試共通テスト」が実施される予定です)がかかります。
そのほかに、家から遠い学校の場合は受験の際の旅費、親とはなれて暮らす場合は寮費や家賃、生活費なども別途かかってきます。

表 大学の学費

教育資金は計画的に…

以上の平均的な学費をもとに考えると、幼稚園〜大学を公立に進学する場合は784万円、幼稚園から高校まで公立で、大学(私立大学文系)の場合938万円、幼稚園から高校まで公立で、大学(私立大学理系)の場合1103万円、幼稚園〜大学(私立大学理系)の場合は1886万円ということになります。

このように、選ぶ学校や塾などの利用によってかかる費用の幅は変わってきますが、お子さん1人あたり1,000万円以上の学費がかかります。ということは、教育費として1000万円を準備しておけば、いざという時に困らないのではないでしょうか。

学費の半分近くは大学でかかる費用です。お子さんが小さいうちから貯蓄や資産運用をして教育資金を準備しておけば、将来的にはゆとりがでます。できるだけ早いうちから計画的に貯めたいものですね。

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