思いを伝えるということ。

3月11日に、仲間たちと亡くなった友達が最後に居た場所で、手を合わせた。

今もこんなに思ってるよ。忘れないよ。って、残された家族に伝えることは、一方的な気がして、
大切なのは、私たちの気持ちだよ。と、旧役場庁舎で、手を合わせた。

私にも亡くなった姉がいるから。
姉の友達が、忘れないよって節目にメールをくれたりすること、すごく嬉しく思う。
でも、同時に寂しくなるのも少し気持ちの中にもあったりする。


彼女の両親に会いたいと思うけれど、お葬式以来、お墓に勝手に行くことはあっても、
家へお邪魔することは無かったから、全く交流がなく。
私達が行ってどんな気持ちにさせるのか、答えが見えず。
結果、仲間うちでだけ、思い出話をして、手を合わせてきた。

なんだけど。

私たちの気持ちが伝える相手が彼女の家族しかないのに、伝わってないのって、すごく寂しいことだよね。

娘はこんなに愛されてたって、知ってもらいたい。

勝手だけどそんな気持ちが段々でてきた。

私が、寂しい時があるから。

姉のことをみんなが忘れてしまったんじゃないかって、寂しくなるから。

きっと彼女の両親も、そう思うときがあるんじゃないかな。
辛いことも思い出させてしまうかもしれないけど、
娘は今も愛されてるって、安心もしてもらえるんじゃないかな。って。

自分がそうだから。って
押し付けがましいかもしれないけど。

そんなことを友人たちと話し合う今日このごろ。