大阪珍道中　前編

やまゾウと2人、梅田へ。
朝、いそいそと身支度をしておりますと、久しぶりのスカートや白いコートに「めっちゃおしゃれしてる～」と喜ぶやまゾウ。
小物を取りに2階へあがるたびに、後ろからついてきて「バッチグゥ（古）」と褒めてくれます。
しっかりメイクもして（濃）、さぁ出発！

駅まで送ってもらい、車からおりたとたん、やまゾウの足元のクロックス（偽）に気付く。
ちょ・・・あんた、足元よ。
「え？あかん？」
・・・この冬空に似合わんくらい、軽やかやなぁ（笑）
「え？え？あかんのん？」
あんまり言うと気にしそうなので、心の中で「うわーーー！」と叫び、見ないことにしました。

梅田周辺も久しぶり。
グランフロントだの伊勢丹だの、お初なところもあるのですが、方向感覚が鈍って迷いそうなので、このたびは10年前から変わらないところを、10年前と同じコースで回ることに。

まずは32番街にのぼり、おもちゃみたいな電車や景色を楽しむ。
次に、ヘップ・エストを横目で見ながら（あー、もうこの辺り、用はないわ）、3番街へ。
パンランチを強くご所望だったので、パンカフェでランチを。
甘いパンを6，7個トレイに乗せ、幸せそうなやまゾウ。
メロンソーダを頼むも、でっかいグラスの上2センチほど飲んだところで「・・・おなかいっぱい」。

そこから、御堂筋線の駅横にある、小さな画材屋さんへ。
昔好きでよく行っていたけど、今でも潰れずありました。
ふと横をみると、丸めた筒状のカレンダーにむかって「あーーー」と声をこもらせる長男。何やっとんねん
やまゾウの頭文字の刻印を見つけると、「これ、自分のお土産にする～♪」

そして、阪急の歩く歩道。
「ちょっと止まってみたい」と立ち止まりかけるも、
ここで止まったら追突されるで！とせかし、さくさくさくさく歩きました。さくさくさくさく・・・

そして阪急、大丸、阪神と、デパートめぐり。
あー、デパートがおもしろい年齢になってしまったぁ。
が、母がカバンだの靴だのの前で立ち止まるたび「はい、見たねー」と引っ張っていかれる。
あんた、そんなんじゃ将来困るよ！私はまだ買い物早い方なんやから。デートのときはもっと待たされんねんで！と、切々と説くも、「ふーーーん。でもどれも同じやん」。
・・・心配だわ。

デパート内のトイレは、まばゆいくらいの明るさ。
久しぶりに、こんなライトの元で、自分の顔を見たわ。ところでこのおばちゃん、だれ。
いつもは家のくらーい洗面台で、ほとんど鏡も見ずに適当メイクしてたから。時の流れは怖いね！

おのれの顔に驚愕したところで、後半に続く。


夜ごはん
チキンと小松菜の塩麹炒め　にんじんシリシリ　水餃子　温やっこ