おっぱいに傷ができたら?

  • 2011-10-06 14:32
  • 一般公開
  • テーマ:母乳で育てよう
今日は、乳頭亀裂や乳頭の傷についてのお話です。

おっぱいを赤ちゃんが浅くくわえて授乳している場合や、歪み飲み(おっぱいをまっすぐくわえていない)している場合、
また赤ちゃんに噛まれたときなどに、おっぱいに傷ができてしまい、
直接飲ませるのが痛くてどうしてもできない!ということがあります。

【対処法】
☆ 授乳後にそのままにしておくよりも、母乳を乳首に塗って(母乳自体に殺菌効果があるので)、ラップを小さく(5センチ四方くらい)切ったものを乳輪部までかぶせる。

☆ 母乳だけではなく、ピアバーユ(馬油)ピュアレーンなどを塗っておくのも、
傷の治りが早くなるのでオススメです。
これらは、赤ちゃんのお口に入っても害はありませんので(天然の物なので)、授乳前に水で濡らしたガーゼのハンカチなどで軽く拭き取るくらいで大丈夫です。

☆ 一時的に搾乳して哺乳瓶であげて(哺乳瓶を嫌がるようならコップで飲むような感じで赤ちゃんのお口に少しずつ流し込んであげて)直接飲ませるのを一時的にお休みしてみる。
乳頭保護器などは、つけても乳頭が引っ張られるのは変わらないので、やはり痛いかもしれませんが、直接くわえるよりは痛みが軽いこともあります。
もし痛みが我慢できるならば、直接飲んでもらう方が おっぱいへの刺激が効果的で分泌も良くなるので、できれば直接吸ってもらう方がいいです。

☆ 傷がひどいようなら、産婦人科などを受診し、塗り薬を処方してもらったり、助産師に授乳に関するアドバイスをしてもらったりすると良いですね。

本当はそこまでひどくなる前に、赤ちゃんにきちんと深くまっすぐくわえてもらうように気をつけたり

↓のような工夫をして傷を治すのが一番ですね!

【予防法】
★ 乳頭に傷がある時の授乳は、お母さんにとって、とても痛いものですが、たまっているおっぱいに感染を起こさないためにも、できるだけ我慢して吸わせましょう。また、傷から出血がある場合、お母さん達はご心配になると思いますが、少量の血液を飲んでも赤ちゃんは大丈夫です。

★ 乳頭の傷は授乳していくうちに治っていきますが、少々時間はかかります。

★ 乳頭トラブルの起こる背景に、冷たい物・甘い物・脂っぽい物の取り過ぎがあります。母乳が出にくくなったり、つまりやすくなっていると、赤ちゃんが乳首を引っ張ったり噛んだりしやすくなります。赤ちゃんの吸いやすいおっぱいを維持してトラブルを防ぐためにも、お食事にも気を配りましょう。

★ 赤ちゃんが遊びで噛んでいる場合には、おっぱいに赤ちゃんの顔を押し付けると離してくれます。(無理に引っ張り出すと乳頭を痛めます。)
それから、「おっぱいが痛いから、止めてね」ときちんとお話ししましょう。

★ 噛む原因として、歯が生えてくる時期で歯茎がむずがゆいことが考えられるようでしたら、歯固めなどを使ってもらうのも良いでしょう。
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