非常時持ち出し品と備蓄品をチェックしましょう

  • 2011-09-01 12:00
  • 一般公開
  • テーマ:災害対応
9月1日は「防災の日」です。東日本大震災後、初めての防災の日となる今日、全国の自治体でさまざまな防災訓練が行われています。首都直下地震は、東京湾北部でマグニチュード7.3の地震が起きると、最悪の場合、およそ1万1000人が死亡することが予想されていますが、国の総合防災訓練では、この首都直下地震を想定し、政府は緊急災害対策本部を設置して初動の対応を検証することにしています。

今日は、災害対応の基本に立ち返って、総務省消防庁のウェブサイトより、「防災マニュアル」から、「避難カード」「常時携帯品」「非常時持ち出し品」「備蓄品」についてご紹介します。

■1.「避難カード」に記入する項目
住所
氏名
生年月日
性別
血液型
保護者名
連絡先
勤務先
緊急連絡先(親戚、知人などの氏名、電話番号)
避難場所


■2.常時携帯品のチェック項目
※外出先で被災する場合もあるので、必要なものは常に身につけておきたいものです。コンパクトで軽いものが理想的です。
懐中電灯
携帯ラジオ
笛・ホイッスル(閉じ込められた時など、場所を知らせます)
避難カード
避難用マップ


■3.非常時持ち出し品のチェック項目
※避難するときにまず持ち出すべきものです。非常用持ち出し袋に入れ、玄関など持ち出しやすい場所に置いておきましょう。

【貴重品類】
現金 10円玉
預金通帳
印鑑
保険証
免許証
※10円玉は公衆電話用に。通帳、カード、健康保険証、運転免許証などは、番号を控えたメモかコピーを用意しておくといいでしょう。

【避難用具】
懐中電灯
携帯ラジオ
予備の乾電池
ヘルメット・防災ずきん
※懐中電灯は、できれば一人に一つ用意したいもの。

【生活用品】
厚手の手袋
毛布
缶切り
ライター・マッチ
ナイフ
携帯用トイレ
※避難所生活に最低限必要なものです。赤ちゃんやお年寄り、障害者がいる場合など考慮して揃えましょう。

【救急用具】
救急箱
処方箋の控え
胃腸薬・便秘薬・持病の薬
生理用品
※救急箱には絆創膏・消毒液など。その他ビタミン剤など、日頃使っているサプリメントなどもあるとよいでしょう。

【非常食品】
乾パン
缶詰
栄養補助食品
アメ・チョコレート
飲料水
※最低3日分は用意しましょう。そのままで食べられるものが便利です。

【衣料品】
下着・靴下
長袖・長ズボン
防寒用ジャケット・雨具
※衣類は動きやすいものを選びましょう。セーターなどの防寒具も、寒い季節には役立ちます。

【その他】
携帯用カイロ


■4.備蓄品のチェック項目
※備蓄品は、災害復旧までの数日間を自足できるように準備しておくものです。災害後に取りに行けるよう、倉庫や車のトランクなどに分けて備蓄しておくと便利です。

【食料品】
レトルト食品(ごはん・おかゆなど)・アルファ米
インスタントラーメン・カップ味噌汁
飲料水(1日3Lが目安です。3日分は備えましょう)

【生活用品】
給水用ポリタンク(ポリタンクには日頃から水道水を溜めておくと、災害時、生活用水に使えて便利です)
カセットコンロ
ティッシュペーパー・ウェットティッシュ(ウェットティッシュは、入浴できない災害時に体を拭けるなど重宝します)
ラップフィルム(食器の上に敷けば、洗う必要もありません)
紙皿・紙コップ・割り箸
簡易トイレ
水のいらないシャンプー
ビニール袋(雨具や敷物、簡易トイレとしても使用可能。プライバシー保護のために透けないものを)
ロープ(救助活動の際に使えます)
工具セット(同上)
ほうき・ちりとり(ガラスや倒壊物の除去に役立ちます)
ランタン
長靴(瓦礫などから足を保護するために)

■総務省消防庁「防災マニュアル」
http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/index.html
■避難カード
http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/too/pdf/evacuation_card.pdf
■常時携帯品チェックシート
http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/too/pdf/carry.pdf
■非常時持ち出し品チェックシート
http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/too/pdf/mocidashi.pdf
■備蓄品チェックシート
http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/too/pdf/store.pdf
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