東京消防庁が、地震時の行動などに関する資料を公開

  • 2011-08-29 15:21
  • 一般公開
  • テーマ:災害対応
9月1日は「防災の日」。「防災の日」は、1923年(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れず、この時期に多い台風への心構えといった意味を込めて、1960年(昭和35年)に制定されました。この日を中心として、全国各地で防災に関する行事の開催や防災訓練などが行われます。

東京消防庁でのウェブサイトでは、地震時にどのように行動すればよいか、地震に対してどのような対策を取るべきかを、分かりやすく紹介しています。ここでは、一部抜粋してご紹介します。

■地震 その時10のポイント
1)グラッときたら身の安全
地震の時は、まず身の安全を図り、揺れが収まるまで様子を見る。

2)落ち着いて 火の元確認初期消火
火を使っている時は、揺れが収まってから、あわてずに火の始末をする。
出火した時は、落ち着いて消火する。

3)あわてた行動 けがのもの
屋内で転倒・落下した家具類やガラスの破片などに注意する。

4)窓や戸を開け 出口を確保
揺れが収まったときに、避難できるよう出口を確保する。

5)落下物 あわてて外に飛び出さない
瓦、窓ガラス、看板などが落ちてくるので注意する。

6)門や塀には 近寄らない
屋外で揺れを感じたら、ブロック塀などには近寄らない。

7)正しい情報 確かな行動
ラジオやテレビ、消防署、行政などから正しい情報を得る。

8)確かめ合おう わが家の安全 隣の安否
わが家の安全を確認後、近隣の安否を確認する。

9)協力し合って救出・救護
倒壊家屋や転倒家具などの下敷きになった人を近隣で協力し、救出・救護する。

10)避難の前に安全確認 電気・ガス
避難が必要な時は、ブレーカーを切り、ガスの元栓を閉めて避難する。

■地震に対する10の備え
1)家具類の転倒・落下防止をしておこう
家具やテレビ、パソコンなどを固定し、転倒や落下防止措置をしておく。
ケガの防止や避難に支障のないように家具を配置しておく。

2)ケガの防止対策をしておこう
避難に備えてスリッパやスニーカーなどを準備しておく。
停電に備えて懐中電灯をすぐに使える場所に置いておく。
食器棚やガラスなどには、ガラスの飛散防止措置をしておく。

3)家屋や塀の強度を確認しておこう
家屋の耐震診断を受け、必要な補強をしておく。
ブロックやコンクリートなどの塀は、倒れないように補強しておく。

4)消火の備えをしておこう
火災の発生に備えて消化器の準備や風呂の水のくみ置きをしておく。

5)火災発生の早期発見と防止対策をしておこう
火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を設置しておく。
普段使用しない電気器具は、差し込みプラグをコンセントから抜いておく。
電気やガスに起因する火災発生防止のため、感電ブレーカー、感電コンセントなどの防災機器を設置しておく。

6)非常用品を備えておこう
非常用品は、置く場所を決めて準備しておく。
車載ジャッキやカーラジオなど、身の周りにあるものの活用を考えておく。

7)家族で話し合っておこう
地震が発生した時の出火帽子や初期消火など、家族の役割分担を決めておく。
家族が離ればなれになった場合の安否確認の方法や集合場所などを決めておく。
普段のつき合いを大切にするなど、隣近所との協力体制を話し合っておく。

8)地域の危険性を把握しておこう
地域の防災マップに加えて、わが家の防災マップを作っておく。
自分の住む地域の地域危険度を確認しておく。

9)防災知識を身につけておこう
新聞、テレビ、ラジオやインターネットなどから、防災に関する情報を収集し、知識を身につけておく。
消防署などが実施する講演会や座談会に参加し、過去の地震の教訓を学んでおく。

10)防災行動力を高めておこう
日頃から防災訓練に参加して、身体防護、出火防止、初期消火、救出、応急救護、通報連絡、避難要領などを身につけておく。

■東京都消防庁 地震に備えて
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/bou_topic/jisin/life00.html

■東京都の各消防署の防災週間の行事予定
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/inf/h23/07/gyoji.html
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