カンガルー日和お子さんは生後 13歳 3ヶ月(4852 日目)

妊娠期間中に考えたこと、感じたことを書いています。台湾の都市空間観察については、http://mypaper.pchome.com.tw/liulanggouに書いています(主に中国語で)。読書記録はaNobiiに書いています。

妊婦に対する憎悪

  • 2010-09-13 01:09
  • 一般公開
  • テーマ:台湾・日本社会観察
以下は2010年6月下旬に別のブログに書いておいたメモです。妊娠関連なので、こちらにも転載しておきます。

ネットで妊娠・出産に関する文章を閲覧していると、妊婦に対する憎悪を感じさせる文章によく出会います。「妊婦は家に引っ込んでいろ」「妊婦は他者(たとえば不妊症の人)のことなど考えられない無神経な存在」「妊娠したからって浮かれている」といった、専業主婦に対するのと似たような憎悪の念をそれらの文章から感じ取ることが出来るのです。これは日本特有のものでしょうか?それはまだ良く分かりません。

このような妊婦に対する憎悪の念はどうして生じるのでしょうか。私たちにとって「繁殖力の強い他者」は脅威と映るからでしょうか。彼女たちが何の悩みも挫折もなくのほほんとしているうちに妊婦になっているようにみえるからでしょうか。妊婦に対する憎悪もミソジニー(女性嫌悪)の一種だろうな、ということはわかるのですが、ではなぜ妊婦は憎悪されるのか、というところはまだよく分かりません。もちろん『たまごクラブ』を読む限りでは、そんな憎悪が世の中に存在しているなんて思えません。妊婦になったら、そういう世の中に存在している妊婦に対する憎悪の念などなかったことにして、生活してゆく方がよいのかもしれません。みんなそうやって過ごしているのかもしれません。でも、私は、大人になってから妊娠するまでの期間がとても長かったので、このような憎悪の念を存在しないものとするにはちょっと年を取りすぎています。というわけで、どうやってこのような憎悪の念と向き合い、かつ、それから自分と胎児を守るかということをよく考えていきたいと思っています。もう一度内田樹の『邪悪なものの鎮め方』を読んだ方が良いかもしれませんね。
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