[NEWS]高層マンションからの幼児転落事故が各地で続発

6日の正午過ぎ頃、岩手県盛岡市内の17階建て高層マンションの敷地内に女児が倒れているのを住民が発見し119番通報した。

女児は病院に救急搬送されたが、頭などを強打しており、間もなく死亡が確認された。

岩手県警盛岡西署によると、亡くなったのは同マンションの最上階17階に住む会社役員の男性（41）の3歳長女で、事故当時、父親は仕事中、母親は同じマンション内の別の階の知人宅を訪ねており、女児1人だけが室内にいた模様。

母親は、「自室を出ようとしたとき、女児は眠っていた」と話しているという。一方、17階の部屋のベランダには、家族が普段キッチンで使っていた木製の踏み台（高さ約30センチ）が持ち出され、また、ベランダの手すり（高さ120センチ）には女児のものとみられる手の跡が、踏み台にはやはり女児のものとみられる足跡が発見されている。

このため警察では、昼寝から覚めた女児が母親の姿を探そうとして自分で踏み台をベランダに持ち出し、手すりによじ登って身を乗り出した際に誤って転落したものとみている。


翌7日の早朝午前5時頃、兵庫県明石市内の10階建てマンションの9階に住む会社員男性（42）宅の窓から、4歳の長男が同じマンションの3階の張り出し屋根部分に転落しているのを母親（40）が発見し119番通報した。

男児は神戸市内の病院に救急搬送されたが、全身を強打しており意識不明の重体。

兵庫県警明石署によると、一家は両親、4歳の男児、生後10ヶ月の女児の4人家族で、女児の泣き声で目を覚ました母親が、寝る前には閉めたはずの窓が開いていて男児の姿が見えなかったため開いていた窓から下を見たところ、男児が転落しているのを発見したという。

窓の下辺の高さは床面から90センチほどあるものの転落防止用の柵はなく、窓際には生後10ヶ月の女児用のベビーベッドが置かれていた。また、母親は「前夜、窓は閉めた」と話しているものの、ロックをしたかどうかははっきりしていない。

このため警察では、男児がベビーベッドに登り、自分で窓のロックを開けるか、またはロックし忘れていた窓を開けて身を乗り出したため転落したものとみている。


⇒類似ニュース『7歳児でも「親が目を離して」マンションから転落』（2010年7月）


●妊娠・出産・育児の問題解決サイト「ベビカム」トップページ

●気になるニュースを解説する「ベビカムジャーナル」