気をつけて!こんなダイエットは危険です(きをつけてこんなだいえっとはきけんです)

■1日の摂取カロリーを1200kcal以下にする


 基礎代謝で消費するエネルギーは、生きていくために必要な最小限のエネルギーです。摂取カロリーをそれ以下に落とすと、かならずさまざまな健康上のトラブルが起こります。1日の基礎代謝量は、12~17歳で約1300kcal、18~49歳で約1200kcal、50~69歳で約1100kcal、70歳以上で約1000kcalです。

■単品だけを食べつづける


「リンゴダイエット」や「ゆで卵ダイエット」など、単品もしくはかぎられた食品を食べつづけるダイエットは、3日~1週間といった短期間で画期的な効果が現れます。
 しかし、ほとんど飢餓状態でやせたものなので、いつもの食事をはじめれば、すぐもとにもどってしまいます。そのまま無理につづけていれば、栄養失調になるのは目に見えています。

■主食を食べない


 1日に摂取するエネルギーのうち、ご飯やパン、めんなどの穀類に含まれる炭水化物から摂取するエネルギーの割合は、ふつう50~60%あります。ですから、主食を減らすダイエットは効果が現れるのが早いのですが、極端に減らしたり、まったく食べないというのは危険。活動するために必要な熱源となるエネルギーが、極度に不足してしまうからです。
 また、足りないぶんを肉や魚介などのたんぱく質で補おうとすると、結果的に脂肪もとりすぎることになってしまいます。

■油抜きをする


 油は1g9kcalとカロリーが高いので、とりすぎは肥満のもとです。現代の食事は総じて高脂肪食なので、ひかえることは大事ですが、油類をまったく使わず、肉や魚の脂肪も極端に避けるといったダイエットはかならず弊害がでてきます。
 油脂が不足すると、細胞の新陳代謝が悪くなり、ホルモンやビタミンが不足し、老化のスピードが速まってしまいます。また、油脂はビタミンA・Eなどの脂溶性ビタミンの吸収に欠かせないもので、腹もちがいいという利点があります。

■断食する


 断食は食事療法の一つとして確立された方法で、絶食するための準備や食事のもどし方、絶食期間の水分摂取の方法など、専門的な知識が必要です。医師や専門家の指導のもとで行わなければ、生命の危険さえあります。くれぐれも勝手に行わないようにしましょう。

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