自傷行為をする理由(じじょうこういをするりゆう)

 ひたいを壁に打ちつける、手首を刃物で切る、傷口をえぐるなど、自分のからだを傷つけることを自傷行為といいます。このうちもっとも多いのが、リストカット(手首切り)で、圧倒的に若い女性に多くみられ、何度もくり返すことが特徴です。なぜ、自傷行為はくり返されるのでしょうか。
(1)自分自身を愛せないため、自分を罰することで安心する、(2)自分を援助してほしいというアピール、(3)痛みを感じ、血や傷を見ることによって、自分の存在を確認する(バラバラになりそうな自分をからだの痛みでつなぎとめる)、(4)死に近づくことで生きる意識を呼びさまそうとする、ある種の儀式。以上のような心理がみられます。
 周囲の人は、「ああ、またか」と突き放した態度をとるのはよくありません。自傷行為のかげには、人格障害などの心の病気がひそんでいることが多いものです。早めに精神科の受診を勧めてください。

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