原発性アルドステロン症(げんぱつせいあるどすてろんしょう)

どんな病気?


 副腎皮質から分泌されるアルドステロンというホルモン(体内の水分や電解質を一定に保つ)の分泌が過剰になり、血中の電解質のバランスがくずれます。30~40歳代の女性に多く、発症率は男性の約2倍です。

症状


 血中のナトリウムの量がふえるので、高血圧になります。
 また血中のカリウムが減るので、筋力が衰えたり手足がマヒしたりします。

原因


 副腎皮質に良性腫瘍ができたり、副腎の細胞が異常に増殖(過形成)して起こります。

治療


 良性腫瘍は、手術で取り除きます。手術後にホルモン補充の薬を飲む必要はありません。過形成が原因のときは、アルドステロンのはたらきを抑える薬を服用します。治療すれば、ふつうの日常生活が送れます。

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