>
>
> VOL.223 「妊娠中の歯科治療」について
リサーチ

VOL.223 「妊娠中の歯科治療」について

2017年8月10日(木)~8月24日(木)有効サンプル数 765

妊娠中に虫歯や歯周病になった人は約4割

「妊娠すると歯がボロボロになる」とよくいいますが、それはおなかの赤ちゃんにカルシウムが取られるせいではなく、ホルモンバランスの変化などで虫歯や歯周病になりやすいためです。妊娠中は、つわりや体調不良で口腔ケアや歯の治療が思うようにできないこともあります。 そこで、ベビカムユーザーのみなさんに、妊娠中の歯科治療についてお聞きしました。

アンケートここに注目!妊娠してから虫歯や歯周病になる人は意外と多い

妊婦の6割以上が歯科検診を受診

Q妊娠してから、虫歯になったり、歯周病になったりしたことがありますか?

妊娠中の歯科治療

「はい」と答えた人が38.2%で、約4割の人が妊娠中に虫歯や歯周病を発症していました。妊娠中は女性ホルモンの増加で、歯周病菌が増え、活性化します。そのため、「妊娠性歯肉炎」と呼ばれる歯ぐきの腫れや出血が起きやすく、つわりや体調不良で口腔ケアが難しくなると、さらに症状が悪化してしまうようです。

Q妊産婦歯科健診は受けましたか?

妊娠中の歯科治療

「はい」と答えた人が66.7%で、6割以上の人が妊婦歯科健診を受診したと回答しています。多くの自治体で実施されており、無料で受けられるところもあるためか、受診率は高くなっています。

Q妊娠中に歯医者に行くことに不安を感じますか?

妊娠中の歯科治療

「はい」と回答した人は47.4%、「いいえ」と回答した人は52.6%とほぼ半々でした。妊娠中は体調変化が著しいので、待ち時間や治療等について不安に思う人が多いのではないかと予想されましたが、意外と不安を感じない人が多いようです。

歯の治療をする時期で最も多いのは妊娠6ヶ月

Q妊娠中に歯科治療を受けましたか?

妊娠中の歯科治療

「はい」と答えた人が44.7%で、半数近くの人が治療を受けていることがわかりました。

妊娠中のレントゲンや麻酔は、おなかの赤ちゃんに影響することはないとされています。ただ、いつもは大丈夫だった麻酔で気分が悪くなったという人もいました。また、妊娠中は使用や服用を避けた方がいい薬剤もありますので、受診する際は、前もって妊娠中であることを伝えましょう。

Qどのような治療をしましたか?

妊娠中の歯科治療

最も多かったのは「定期健診(歯石・歯垢除去)」で79.6%、次いで「虫歯の治療」60.8%でした。「その他」では、被せ物や詰め物が取れて治療したという回答が多かったです。

Q妊娠中、歯科治療を受けた時期についてお聞かせください。

妊娠中の歯科治療

「妊娠6ヶ月」が最も多くて36.6%、次いで「妊娠7ヶ月」が34.8%、「妊娠5ヶ月」が30.1%と多くの人は安定期に入ってから治療をしていました。

妊娠中の歯科治療で困ったことや悩んだことをお伺いしたところ、初期はつわりのために口に器具を入れられるのがつらく、後期は治療のために仰向けになるとおなかが張って苦しかったという意見が多く寄せられました。

ママの声

  • つわりがひどいと歯磨きさえしんどいので、歯医者に行けません。(26歳 滋賀県 ほーさん)
  • 安定期になってから歯科健診に行ったが、診療途中で気分が悪くなってしまった。(28歳 愛知県 らっここあらさん)
  • 臨月での治療だったので、仰向けの体勢が不安でした。でも、私の通院している歯医者さんではとても気遣ってくれて、どの体勢が楽か聞いてくれて、その体勢で治療してくれました。(32歳 東京都 はるみんさん)
  • 歯科健診で虫歯を発見したものの、体調などもあり放っておいてしまいました。いざ治療をしようとしたときにはすでに妊娠8ヶ月になり、すべてを治すには時間が足りないと言われ、一部しか治せませんでした。結局出産後に治療を再開しましたが、時間をとるのが大変でした。(35歳 北海道 ぬなべさん)
  • 仰向けが苦しいので、つわりがおさまったら、おなかが大きくなる前に早めに病院に行った方がいいと思った。(35歳 福岡県 みたろくんさん)
  • おなかが大きくなると病院に通うだけでも大変です。妊娠中、自宅安静で歯医者に行くどころではなくなってしまったので、やはり治療は妊娠前に終わらせておくのがベストかなと思います。(29歳 神奈川県 ししゃもさん)
編集部まとめ

妊娠中に歯周病や虫歯を発症した人は、4割近くもいました。つわりのあるときでも、香料や味の強いハミガキ粉は避けて体調のよい時間に歯磨きをする、デンタルリンスや水でマウスウオッシュをするなど、オーラルケアを工夫して予防しましょう。

歯の治療を行う場合、多くの人は体調が安定した妊娠6ヶ月ごろに行っていました。しかし、おなかが大きくなると治療が苦しくなるという意見が多かったので、歯科健診を受ける場合は、つわりが治まって体調が安定したら、すぐに受診することをおすすめします。

妊娠期に歯周病があると流産や早産のリスクが高くなります。産後は育児に忙しくて、歯が痛くなってもすぐに歯医者へ行けなかったり、薬剤によっては授乳を中断する必要があったりしますので、できれば妊娠前に口の中の治療は終わらせておきたいですね。

powerd by babycome