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1歳児。硬いものを与えて噛む習慣をつけるべき?

子育て期(生後10ヶ月~1歳6ヶ月)の相談

Q516:1歳児。硬いものを与えて噛む習慣をつけるべき?

離乳食を噛まずに飲み込むので心配です。すぐに次を催促し早食いです。
歯は上が4本、下が2本生えています。生え揃うと自然と噛むようになるのか、それとも今から噛む習慣をつけておいた方がいいのかわかりません。
離乳食をもう少し噛み応えのあるものにした方がいいのですか?
今はご飯は炊けたものに水を足してレンジして少し柔らかくしてから与えています。お肉や野菜は小さく切ってよく煮てから。さすがにお肉は何度か前歯でモグモグしてから飲み込んでますが。ご飯はもう大人と同じものでいいのでしょうか? 2009/12/25
金澤直子先生
1歳ならご飯はもう大人と同じもので大丈夫です。
「噛む」ことは健康のためにとても大切なので、一口で30回は噛める硬さのあるものを食べさせましょう。人参や大根、キャベツの芯をスティック状にして持たせると喜んで食べます。私が指導する親子水泳教室の生徒に、乾燥した昆布(するめ)に紐を通して子どもの首からぶら下げてなめさせていたママもいたわよ。
ごぼうやセロリなどのいかにも繊維が硬そうな野菜は1歳ではまだ早いので気をつけてあげて。

学校食事研究会が推進している「噛む」ことの効用をまとめた標語を紹介します。

<卑弥呼の歯がいーぜ>

『ひ』 肥満予防:噛むことで脳の満腹中枢に信号が送られ、満腹感を得られるので食べ過ぎがなくなります。

『み』 味覚の発達:よく噛んで食べ物が唾液と十分に混ぜ合わせられることで、味がよくわかるようになります。

『こ』 言葉の発達:噛むことであごが発達し歯ならびもよくなるので、きちんと発音ができるようになります。

『の』 脳の発達:あごの関節を動かせば動かすほど脳細胞が活性化されます。

『は』 虫歯、歯周病の予防:噛むことにより分泌される唾液が虫歯を予防し、噛むことで歯ぐきや顎の骨が鍛えられます。

『が』 癌予防:唾液には、食品に含まれる発がん物質の働きをおさえる性質のある物質が含まれているといわれています。

『い』 胃腸快調:よく噛むほど食べ物は消化しやすい状態になり、胃腸の負担を軽くすることができます。

『ぜ』 全力投球:瞬間的に力を出すとき、奥歯をぐっと噛みしめて、集中力を発揮することができます。

先生のプロフィール

妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
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