心雑音が聞こえると診断され

子育て期（生後3歳～）の相談

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Q230：心雑音が聞こえると診断され

先日、小児科へ行った時のことです。心雑音があるので、専門医のいる病院で検査してくださいと言われました。以前、娘が1歳を過ぎた時にも同じことを言われ、エコー検査を受けたところ、機能性心雑音と診察されています。その時の検査結果もお話しましたが、もう一度、検査するようにというお話でした。前回の検査から2年程経過しているのですが、年齢と共に、病的な心雑音へ変化することはあるのでしょうか？　まだ検査に行っていないので、不安です。 2004/4/9

●機能性心雑音とは？
すでに超音波検査を受けられて、機能性心雑音と診断されているとのことですので、おそらくその雑音が今も聞こえているのではないかと思います。「機能性心雑音」とは、例えば、血液が血管の中を流れる音が雑音として聞こえているなど、病的な意味合いのないものです。雑音の様子が身体の成長と共に変化することはありますが、機能性心雑音そのものが病的なものに変化することは考えられません。

●心配ならば、もう一度検査を
超音波検査はお子さんにとってそれほど負担を強いるものではありません。もし気になるのであれば、もう一度超音波検査を受けられて、雑音の正体を確認してもらうとよいと思います。

先生のプロフィール

埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室（NICU）で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』（岩波書店）、『障害を持つ子を産むということ』（中央法規出版）など。

加部一彦先生（埼玉医科大学総合医療センター新生児科教授・小児科医）

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