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第1子の妊娠時に妊娠高血圧症候群に。次の妊娠への影響は?

妊活・妊娠前の相談

Q140:第1子の妊娠時に妊娠高血圧症候群に。次の妊娠への影響は?

初めての妊娠で妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)になりました。37週に入り急に血圧が130代になり(それまでは100前後)、体重も一週間で1キロ増え、出産の2日前には頭痛と吐き気で緊急入院しました。その時は血圧170、むくみもでました。尿タンパクは±0でした。幸いそのまま陣痛が来て、吸引分娩で出産となりました。

妊娠してから体重が14キロ増えて、体重の増加ばかり気にしてしまったあまり、塩分のことに気をつけなかったのが、妊娠高血圧症候群になった原因かなと思っています。幸い第1子では37週に入るまで順調で元気な赤ちゃんを産むことが出来ましたが、2人目の時の妊娠、出産が不安です。

これは重度の妊娠高血圧症候群だったのでしょうか?また、やはり2人目の妊娠中も、妊娠高血圧症候群になる可能性は高くなるのでしょうか?第2子との間隔をどれくらいあけたらいいか、第2子の妊娠中の生活等で注意する点など教えてください。よろしくお願いします。 2002/11/1
堀口貞夫先生
収縮期血圧160以上・拡張期血圧110以上、尿タンパクは連続二回以上++~+++、全身の浮腫(むくみ)のいずれかが認められる場合、重症の妊娠高血圧症候群といいます。妊娠28週前に血圧の上昇が始まると、重症になり易いようです。

経産婦さんの妊娠高血圧症候群発生率は、初産婦さんより低いといわれています。しかし、全例ではありませんが、初回妊娠が妊娠高血圧症候群だと次回も妊娠高血圧症候群になり易いのも明らかです。

貴女が初回の妊娠でどのような生活をしたのか解らないので一般論になってしまいますが、14キロも体重が増えないようにする事、塩分の摂取に注意する事、適切な運動をする事など、妊娠中の諸注意を守る事が大切です。現在妊娠高血圧症候群から回復しているのであれば、お2人目はご夫婦の計画に添って妊娠されても良いでしょう。

先生のプロフィール

元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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