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出産(10ヶ月)
> 長時間のお産。せっかちな私に耐えられるか焦ってます。
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2015-07-03T00:00:00+0900 2015.07.03

Q.長時間のお産。せっかちな私に耐えられるか焦ってます。

初めての出産です。臨月に入り、いよいよ出産までカウントダウン。ただ、お産をした友だちにきくと、お産に半日かかったとか、1日かかったとか、そんな話が多いのですが、せっかちな私には耐えられそうもありません。赤ちゃんに早く会いたい気持ちが強いのか、なんだか最近とても焦っています…

(妊娠36週女性)

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初めての出産を心から楽しみにしているあなたの気持ちが伝わってきます。でもね、先輩ママのお話どおり、お産というものは陣痛が始まってから予想以上に時間がかかるもの。「早く生まれてくれないかなぁ」と気を揉む人がほとんどじゃないかしら。

ただ、お産に時間がかかるのは、それなりの理由があります。急激に力を入れて短い時間で押し出そうとすれば、子宮や産道も傷つくし、赤ちゃんにとってもダメージが大きいもの。そうならないために、ゆっくりと時間をかけて子宮口と産道は広がっていきます。はじめてならなおさらよね。時間がかかって当たり前。それに、この赤ちゃんが誕生するまでの「待つ」時間は、お母さんにとっては、とても重要な時間なのです。


なぜなら子育てで一番必要とされるのは、じつは、この「待つ力」。常に子どものペースを尊重しながら、忍耐強く見守ることがお母さんには求められてくるの。「待つ」って、思った以上に難しいのですが、子育てにはとっても大切なこと。だからこそ、出産までの時間は、その忍耐力を育てる基礎作りだと私は思っています。

子どもが大きくなってから、どうしても口癖のように「早く! 早く」と言ってしまうかもしれません。でもそんなとき、待ちこがれて出産した「長い時間」がきっとあなたの力になるはず。あなたは自分のことをせっかちだと言うけれど、だからこそ、いまあなたは「待つ力」を自分の中に作るチャンスなんじゃないかしら。そう思わない?


2015-07-03T00:00:00+0900
  • ▼ 金澤 直子先生のプロフィール

    • 妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。

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