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妊娠中は完全に禁酒を!少量の飲酒でもFASDの発症リスクあり

妊娠中にお酒を飲むことはいけないと知っていても「少しなら大丈夫」と思っていませんか?妊娠中の飲酒は、少量でも胎児に悪影響を及ぼすことがあります。

2019-01-23更新

妊娠中は完全に禁酒を! 少量の飲酒でもFASDの発症リスクあり妊娠中の母親の飲酒が引き起こす「胎児性アルコールスペクトラム障害(FASD)」をご存知でしょうか?「胎児性アルコール症候群(FAS)」よりも広い概念で、妊娠中のアルコール摂取がもたらすすべての障害や状態を指します。

胎児の低体重や顔の奇形が主な症状

妊娠中のママが飲酒をすると、生まれてくる赤ちゃんに以下のような影響が出る可能性があります。
・出生時の低体重
・顔面を中心とする奇形
・脳障害
・ADHDや成人後の依存症リスク

低体重や顔面の奇形などは成長とともに目立たなくなることもあります。でも、ADHDやうつ病などは、成長してから明らかになることも。子どもの将来にまで影響することを考えると、妊娠中の飲酒は控えるべきでしょう。

飲酒の時期や量に関係はある?ない?

アルコールがどのように作用してFASやFASDを引き起すのかについては、まだわかっていません。
妊娠中は量や時期にかかわらず、飲酒をすることで胎児に影響が出る可能性があります。

FASやFASDに治療法はないので、妊娠中は完全にお酒を飲まないというルールを守りましょう。もしも飲酒がやめられずに悩んでいるならば、隠すことなく医師に相談することも大切です。

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