2歳健診(にさいけんしん)

実施されていなくても個別に受診を


 2歳健診を実施している地域は少ないのですが、1歳6か月の健診でようすをみるようにいわれた場合などは、個別に健診を受けるようにします。
 また、言葉の数が少ない、歩行のようすなどに心配があれば、健診を実施していない地域でも、かかりつけの小児科医に相談して、健診を受けるようにしましょう。

医師がみるポイント


全身状態などのチェック


 身長・体重・頭囲・胸囲のふえ方、心音、肺の音、呼吸状態、大泉門が閉じているか、おなかや性器の異常、歯の生え具合、聴力、視力、斜視、皮膚の状態などをみます。
 また、親子のようすから育児不安や親子関係に問題があると判断されれば、育児指導を行うこともあります。

歩き方をみる


 診察室を歩かせて歩行の状態をみます。2歳になると、ほとんどの子どもがじょうずに歩けるようになります。
 9~10か月健診でシャフリングベビー(「9~10か月健診」)といわれた子どもも、2歳になると、ちゃんと歩けるようになります。

話しかけに反応するか


 お母さんの膝にすわらせて「どこからきたの?」「パパは?」など、返答を求めるように話しかけ、反応をみます。
 医師と視線を合わさない、まったく反応がない場合は、心の問題や言葉の発達の遅れ、聴覚障害を疑い、場合によっては専門機関の受診をすすめます。

皮膚の状態をみる


 顔や頭、肘や膝などにアトピー性皮膚炎(「アトピー性皮膚炎(皮膚)」)の兆候のある子どもの場合は、適切な治療と、家庭でのスキンケアの方法を指導します。

のどをみる


 口の中をみて、のどが赤いか、扁桃腺が大きくないかどうかをみます。

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