子どもの虫歯予防に

  • 2017-07-31 20:30
  • 一般公開
  • テーマ:健康管理
暑い夏。アイスクリームの美味しい季節になりました。

♪おとぎ噺の王子でも 昔はとても食べられない アイスクリーム アイスクリーム♪
ご存知「アイスクリームの歌」(さとうよしみ作詞・服部公一作曲)です。そのアイスクリームが今では、小学校の学校給食の献立になって出るのも珍しくありません。近所で親しくしている小2・小6の女の子のママが、毎月の献立表を見せてくれるので、そのことを知りました。

アイスクリームがデザートに出る日だからといって、特別行事の日ではありません。70年前に脱脂粉乳だけの給食を受けていた当時小6の私にとっては、今の学校給食は夢のような話です。

今の子どもたちは甘くて柔らかい美味しいものを日常的に食べるようになりました。だからこそ知っておきたいのが、歯の健康についてです。

小学校でも保育園でも、給食の献立表には「その月の食のねらい」が記載されています。ちょうど見せてもらったその月の献立のねらいは「よく噛むことの大切さを知る」で、噛むことの5つの効用が記されていました。

その内容とは、
①頭の働きをよくする
②味がよく分かる
③食べ過ぎを予防する
④消化を助ける
⑤虫歯を予防する

もちろん、これだけの項目を親子で理解して実行すれば良いのですが、ここに覚えやすい標語があるのでご紹介しましょう。すでに以前のブログでも紹介したことがあるので、ご記憶の方もいるかもしれません(田沼敦子著・臼田貞夫監修『噛むかむクッキング』グラフ社より引用)

卑弥呼の歯がいいぜ
【ひ】肥満を防ぐ=よく噛むと脳にある満腹中枢が働き満腹感を感じる為、食べすぎない。
【み】味覚の発達=素材の味がわかり薄味になる。
【こ】言葉の発音がはっきり=口をあける為。
【の】脳の発達=顎(あご)の開閉で脳に酸素と栄養を送り活性化する。
【は】歯の病気を防ぐ=唾液の自浄作用によって細菌感染を防いで虫歯や歯周病予防になる。
【が】がんを防ぐ=唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあると言われている。
【い】胃腸の働きを促進する=「歯丈夫・胃丈夫・大丈夫」と云われ生活習慣病にはこれが一番。
【ぜ】全身の体力向上と全力投球=「ここ一番」の力が必要なとき。丈夫な歯が無ければ力が出ない。よく噛んで歯を食いしばる事で力が湧き、日常生活への自信も生まれる。

すでに3月のブログでもご紹介したように、よく噛むことには、大事な意味があります。

歯が生え揃った子どもに対して、その時期に応じた噛みごたえのある食材を選ぶことが必要。例えば、根菜類切り干し大根などの乾物類(繊維が多くよく噛まないと飲み込めないもの)、干し椎茸・油揚げ・イカ・タコ・エリンギなど(かたくはないが、弾力があるために噛み切りにくいもの。大きめに切ったほうが効果がある)や豆類など。

毎日の米飯には、麦や雑穀を混ぜることによっても30回は噛むことができますよ。虫歯にまけない歯をしっかりと作るためにも、子どもたちの未来、家族の未来のために、いろいろと試してくださいね。
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