野菜を丸ごと使うとっておきの方法

  • 2016-10-31 12:02
  • 一般公開
  • テーマ:おすすめレシピ
最近、野菜が高いですね。価格高騰のニュースや記事もよく目にしますが、スーパーに行っても、「え? こんなにするの?」と驚くほどの値段です。

こんな時だからこそ、ぜひ知っておきたいのが野菜の徹底活用法。いつもは使わずにそのまま捨ててしまったりしているところありませんか? 皮をむいたり、種やヘタなど、いつもはそのまま生ゴミになるようなところまで丸ごと使えて、しかも栄養があって美味しくいただける方法をお伝えしたいと思います。

私が最初に知った野菜を丸ごと活用する料理を知ったのは、18歳。パール・S・バックの小説を読んだ時のことでした。王が飲むスープがキャベツの芯でとる出汁で作られているという一節に、どんな味がするのか興味をひかれ、私も早速作ってみたのです。

キャベツの甘みや旨みがとけだしたキャベツのだし汁は、とても優しく深みのある味。とっても美味しくて驚いたほど。それからというもの、私はキャベツに限らず、切り落とした野菜の切れ端を作って、出汁をとり、スープとしてだけでなく、お料理にもよく使うようになりました。

最近では、「ベジブロス」という名前でも耳にするようになりましたが、今日は
その作り方を紹介しましょう。捨てる部分を使うのですから、材料費は一切かかりません。節約にもなりますし、こんなに野菜が高いのですから、使わない手はありませんね。

【材料となる野菜とその部位】

大根の皮
きゅうりや人参のヘタ(人参の皮はむかずに料理に使うようにします)
玉ねぎの皮
カブの葉
長ネギ(青いところや根の先)
オクラのヘタ
かぼちゃの種、わた
白菜の芯
キャベツの芯
ピーマンのヘタ、種
(干し)椎茸の石づき(細くて固くて食べられないもの)
セロリの固い軸

などなど

【材料】
上で紹介した野菜切れ端(両手を広げてそれに乗るぐらいの量)
水1リットルとカップ1杯強
酒小さじ1

【作り方】
1野菜の切れはしを50℃のお湯でよく洗う(お鍋にお湯を沸かして、熱湯に同量の水を入れればだいたい50℃。手を入れて、お風呂のお湯より熱めならOK)。
このくらいの湯温で洗うと、ヘタや葉と実の間などについた汚れもきれいに落ちます。

2大きめの鍋にお水と野菜の切れ端を入れ、お酒を入れて、弱火で煮る(20分〜30分程度)。お酒を入れるのは、スッキリした出汁を取るためです。弱火がポイント。あくはとりません。

3ざるでこして容器に入れれば出来上がり。ここに、出汁昆布などを入れておくと、より風味が増すので、オススメ。冷蔵庫で保存すれば3日は日持ちします。

野菜は、皮や種などに栄養分が豊富に含まれています。これを使わない手はありませんね。滋養が豊富で添加物も含まれていないスープ。やさしい味です。ぜひご家族で味わってみてください。
いいね
  • Babyド−ル
  • さーやまま
  • poyo4
  • sunママ
もっと見る

コメント

    みんなのコメントをもっと見る
    powerd by babycome