赤ちゃんにとって母乳がよいのは事実です。しかし、もっと大切なのは、母乳よりもお母さんの方が大切だということです。
もしかしたら、母乳がでないので自分としてはやめたい。だけど、母乳をやめるのはお母さん失格と思ってしまうような心境でしょうか?
まず、母乳がこれから出るかどうかについてです。
ずっと飲ませていれば、これから出る可能性は多いにあります。しかし、1人で悩みながらあげていると、ストレスを抱えます。母乳の分泌は、ストレスホルモンにとても影響します。母乳相談の助産師に見てもらうこともよいと思います。
次に、ミルクだけの授乳は良くないことかについてです。
自分のからだや心が疲れているのに、「母乳をあげるべき」と自分を追い込む方が、赤ちゃんにとっては良くありません。赤ちゃんは、お母さんを欲しているのです。
気軽に授乳を楽しんで下さい。母乳でもミルクでも、どちらでもいいじゃないですか!
先生のプロフィール
聖母病院(東京都新宿区)勤務。いつも妊婦さんの気持ちを大切に、優しく、ときには厳しくコミュニケーションしている。「相手の立場に立った、わかりやすい相談」がモットー。妊娠・出産・育児に不安を感じる妊婦さんたちを、安心に導くかたわら、近年は妊娠からの食育の提案する活動(妊娠食育研究会)、メンタルヘルスの支援、高校生の性教育にも積極的に取り組んでいる。