超音波検査で出す胎児の体重はあくまでも「推定値」で、200gくらいの誤差があります。2000gと言われた時は、1800~2200gの間と考えればよいでしょう。
従って前回大きく測り過ぎ、今回小さく測り過ぎると発育が止まったように見えることがあり得る訳です。前回から増えていないからといって、必ずしも異常があるということではありませんから、あまり心配しすぎないでください。この次の検査でより正確に説明できると思います。
分娩予定日まで後5週間ありますから、予定日までには約700g増加すると予測して、出生時は2500~2900gになるだろうと考えられます。しかし、これはあくまでも計算上の数字で,誤差はつきものです。
FTAとはfetal
trunk area=胎児躯幹横断面積のことです。おへその辺りの断面積と考えてください。
超音波検査ではこのほか
TTD(transverse
trunk diameter)=腹部横径(おなかの横幅)
APTD(anterio-posterior trunk diameter)=腹部前後径(おなかの前後の幅)
FL(femur
length)=大腿骨長
BPD;biparietal diameter=児頭大横径(頭の大きさ)
などの測定値をもとに、おなかの赤ちゃんの発育状況をみていきます。
先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。