>
>
>
>
子どもが突然の「ひきつけ」。からだをゆすったり大声で呼ぶのはNG!

子どもが突然の「ひきつけ」。からだをゆすったり大声で呼ぶのはNG!

突然子どもがひきつけ(けいれん)を起こしたら…ママが慌ててしまうのも無理はありません。ですが、赤ちゃんや小さな子どものひきつけはめずらしいものではなく、あまり心配のないものもあります。病院を受診する頃には症状はおさまっているので、どんなようすを観察して医師に伝えるべきかを知っておくと安心です。

2019-05-23更新

驚いている女性

ひきつけ(けいれん)の症状と原因

からだを硬直させ、白目をむいてふるえだし、呼んでも反応がない…そんな状態が突然始まります。
たいていのひきつけ(けいれん)は、長くても5分以内におさまります。

ほとんどは心配のない「熱性けいれん」

赤ちゃんや小さな子どものひきつけはめずらしくなく、なかでも多いのが、熱の上がり際に起きる「熱性けいれん」です。生後6ヶ月ごろから4~5歳くらいの子どもの12~13人に1人の割合でみられます。

かぜなどで急に高熱がでるときに、脳のはたらきが未発達な乳幼児は、高熱が脳への刺激となり、けいれんを起こすことがあります。遺伝的傾向もあるようですが、大きくなるにつれてひきつけの回数は減り、5~6歳ごろにはなくなります。

数分でおさまり、けいれん後の意識ははっきりしています。後遺症の心配もありません。

病気以外でひきつけが起こる場合も

1~3歳ごろの小さな子どもでは、「憤怒けいれん」によるひきつけも多いものです。はげしく泣きすぎて息つぎができず、脳に一時的に酸素がいかなくなってしまい、急に呼吸が止まって意識がなくなったり、真っ青な顔をしてひきつけたりしますが、発作はすぐにおさまります。
子どもがはげしく泣きだしたら、抱きしめて気持ちを落ち着かせてあげてください。病気ではありませんが、ひんぱんに起こすときには医師に相談を。

また、ひきつけに似たものに、熱による悪寒、ヒステリーの発作のほか、「過換気症候群」などもあります。過換気症候群は、ストレスをきっかけに突然、呼吸が速くなり呼吸困難を訴えるもので、中高生の女の子に多く、発作は30分から1時間程度続きます。

新生児期や学童期以上のひきつけは、要注意

熱性けいれんは、生後6ヶ月~5歳ころまでにみられるものなので、これより小さな赤ちゃん、あるいは大きな年齢の子どものひきつけには、注意が必要です。

ひきつけは、てんかんや脳腫瘍、日射病・熱射病やはげしい下痢・嘔吐などからの脱水症状でも起こります。熱がないのにひきつけたときや、ひきつけが長く続く場合は、脳波の検査をする必要があります。

慌てず観察を!医師に伝えたいポイント

大人も気が動転してしまいがちですが、医師が診るころには症状がおさまっていることがほとんどなので、なるべく落ち着いて症状を確認しましょう。からだをゆすったり、大声で呼んだりせず、衣服をゆるめながら、けいれんしている時間や、けいれんのようすを観察します。診断の大切な手がかりになります。

(1)ひきつけは何分続いたか
(2)ひきつけは、左右対称か、あるいはからだの片側だけか
(3)白目をむいたときの、瞳の位置(左を向いたなど)
(4)おさまったあとの意識の有無、

また、受診の際には、発熱や嘔吐があったかどうか、発作の前に頭を打ったか、もしくは最近頭を打ったことがあるかなども医師に伝えましょう。

至急受診の目安は?

たいていのひきつけは、2~3分以内でおさまって、その後はケロリとしています。発作がおさまったら熱をはかって、車やタクシーで病院を受診します。

ひきつけが5分以上続くときは、けいれんの途中でも、病院に連絡するか救急車を呼びます。また、ひきつけがすぐにおさまっても、全身状態が悪いときはただちに受診します。

・意識がはっきりしない
・チアノーゼを起こしている
・呼吸がおかしい
・熱もないのにひきつけた(てんかん、頭の外傷、脳腫瘍などが疑われる)
・高熱や嘔吐をともない、くり返しひきつけを起こす、けいれん後も意識がはっきりしない(髄膜炎、急性脳炎、急性脳症などが疑われる)
・ひきつけが左右対称ではなく、体の片側だけに強く起こる(てんかん、脳腫瘍、頭蓋内出血などが疑われる)

合わせて読みたい
■ベビカム病気ナビ(子ども医学館)
ひきつけたとき
熱性けいれん
■ベビカム病院予約:ネット予約OK!当日予約や休日診療の病院も!
小児科
powerd by babycome