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膀胱炎に続く高熱・強い腰痛…それは「急性腎盂腎炎」かも!?

膀胱炎に続く高熱・強い腰痛…それは「急性腎盂腎炎」かも!?

20代・30代の若い女性がかかりやすい尿路感染症といえば膀胱炎が有名ですが、膀胱炎を起こした細菌が腎臓へ逆流すると「急性腎盂腎炎」に繋がります。進行して「慢性腎盂腎炎」になる危険も…。症状・治療法を紹介します。

2018-10-11更新

腎盂腎炎

女性は注意!寒気と急な発熱、強い腰痛が特徴の「急性腎盂腎炎」

腎盂腎炎は、細菌が腎盂に侵入して炎症を起こした状態のこと。かつては「腎盂炎」と呼ばれていましたが、炎症が腎臓全体に及ぶことから、現在は「腎盂腎炎」と呼ばれています。急性と慢性とがあり、どちらも女性に多い尿路感染症です。

急性腎盂炎は、腸内細菌が尿道から腎盂に侵入して感染して炎症を起こしたもの。原因菌の80%は腸内細菌の大腸菌で、多くは膀胱炎を起こした細菌が腎臓のほうへ逆流したことが原因です。膀胱炎に引きつづいて高熱がでたときは、急性腎盂腎炎を疑います。過労などでからだの免疫力が落ちたときに発病しやすくなります。特に女性は膀胱炎になりやすいので注意しましょう。

急性腎盂炎は、ぞくぞくするような寒気や、ふるえをともなった高熱(38度以上)と、強い腰痛が特徴です。また、わき腹から背中にかけて強い痛みが生じますが、どちらか片側だけに起こることがほとんどです。吐き気や嘔吐、全身の倦怠感をともなうこともあります。

急性腎盂炎は内科や泌尿器科を受診し、細菌を死滅させるために抗生物質を投与して適切な治療を受ければ2~3週間で完治します。急性腎盂腎炎の治療でもっとも大切なことは、腎臓の菌が完全に死滅するまで抗生物質を服用し続けること。治療後にも尿検査や血液検査を受けて完治したことを確認することが重要です。

「慢性腎盂腎炎」が進行すると腎不全になる危険も…

完治する前に急性腎盂腎炎の治療を勝手に中止すると、炎症が続いたままの状態で慢性化してしまいます。これが「慢性腎盂腎炎」で、尿の流れが悪くなる「膀胱尿管逆流症」や「尿路結石」がある場合も、慢性化しやすくなります。

慢性腎盂腎炎の症状は、全身倦怠感や背中の痛み、食欲不振など。37度程度の微熱が続くこともあります。進行すると腎機能が低下して、腎不全の原因になることがあるので注意が必要です。

抗生物質を長期間投与して細菌感染をできるだけ制御すると同時に、膀胱尿管逆流症など、慢性化をもたらしている病気の治療を行います。慢性腎盂腎炎は治癒まで時間がかかる病気です。泌尿器科の専門医の指示に従って定期的に受診し、根気よく治療を続けましょう。

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