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風疹患者数が2017年同時期の30倍以上に…!2019年も感染拡大に注意

風疹患者数が2017年同時期の30倍以上に…!2019年も感染拡大に注意

首都圏を中心に風疹が流行中です。2018年12月初めの時点ですでに全国的な流行が確認されており、2019年もさらなる感染拡大が懸念されています。妊婦さんが感染すると赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になる可能性も。予防接種や妊娠中の風疹予防についてまとめました。

2019-01-08更新

感染拡大

2018-2019シーズンは首都圏を中心に風疹が流行中!

国立感染症研究所・感染症疫学センターが2019年1月8日に公表した「風しん流行に関する緊急情報」によると、2018年1週から51週(〜12 月 23 日)の累積患者数は2,806 人となりました。これは、2017 年同時期の 30 倍の報告数です。過去には 2012 年に 2,386 人、2013 年に 14,344人の患者が報告されており、同時期の累積報告数としては2013年に次いで2番目に多い状況となりました。

年末年始は人の移動が多いため、これまで流行が見られなかった地域でも、感染が拡大する可能性があり、2019年も引き続き注意が必要です。

2018年に報告された風疹患者の9割以上は成人で、男性が女性の 4 倍と多く、特に30歳〜40歳の男性の感染が目立っています。この原因として、30代〜50代の男性が過去に風疹の予防接種を受けておらず、感染リスクが高いことが指摘されており、実際に2018年の風疹患者のうち3分の2以上が過去に予防接種を受けていない30代から50代の男性だといいます。

こうした背景から、厚生労働省は2019 年春~2021 年度末の約 3 年間、風疹の抗体検査・予防接種を現在39歳〜56歳の男性に無料で実施する方針を発表しました。
【参考】風疹から妊婦さんを守れ!39~56歳の男性は予防接種無料へ

また、女性では妊娠・出産適齢期とされる20代〜30代の感染が目立つため、流行拡大で先天性風疹症候群の発生が危惧されています(※2012年〜2013年の流行では先天性風疹症候群が45人確認された)。

妊娠中にかかった場合、先天性風疹症候群のリスクも

一般に「三日ばしか」とも呼ばれる風疹は、くしゃみやせきなどで飛び散ったウイルスを、口や鼻を通して体内に入ることで感染します(飛沫感染)。風疹に感染すると、赤い発疹が出てリンパ節が腫れて発熱しますが、3日ほどでおさまります。感染しても、症状がはっきりでない人もいます。

妊娠中に風疹にかかると、風疹ウイルスが胎児にも感染。そして、白内障や緑内障、難聴、心臓の奇形などを引き起こすことがあります。これを「先天性風疹症候群」と呼びます。

先天性風疹症候群がおこる可能性は、風疹にかかった妊娠時期により違いがあります。特に妊娠初期にあたる妊娠4ヶ月未満に感染すると85%の赤ちゃんに、なんらかの影響がでるといわれていますが、妊娠6ヶ月以降の感染では、先天的な形態異常が起こることはまれです。また、症状が出ない風疹感染では、胎児への影響は小さいとされています。

妊娠中は予防接種はできません。人混みを避ける努力を

妊娠を希望する女性は妊娠前に風疹ワクチン接種をすることで予防できますが、生ワクチンのため、妊娠中は風疹の予防接種をうけることはできません。妊娠を考えている方は、妊娠していないことを確認してから予防接種を受け、その後2ヶ月間の避妊が必要になります。

産院では妊娠初期の妊婦健診で風疹抗体検査を行いますので、自分に抗体があるのかないのかがわかります。もし抗体がない(抗体価が低い)場合は、とにかく人混みを避け、マスクをする、手洗い・うがいをするなど、風疹にかからない努力をするのが大切です。

また、家族で予防に努めることも大切です。風疹の予防接種をしていない家族がいたら、できる限り早く受けるようにしましょう。

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内科
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