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こんな症状があったら要注意!「子宮内膜症」チェックリスト

こんな症状があったら要注意!「子宮内膜症」チェックリスト

子宮内膜症は月経のある女性の3〜10%がかかると言われる病気。月経痛がひどい(月経困難症)、性交痛がある、不妊など、主な症状をまとめて紹介します。気になる症状があれば、早めに婦人科を受診し、治療を受けましょう。

2018-09-14更新

子宮内膜症

月経がある人なら誰でもかかる可能性がある「子宮内膜症」

子宮内膜症とは、子宮内膜に似た組織(子宮内膜組織)が卵巣や卵管など、子宮以外の場所に発生してしまう病気です。子宮内膜組織ができる場所は、子宮周囲、卵管、卵巣、腸壁、膀胱、腹膜など。特に、子宮内膜組織が卵巣に定着した場合には「チョコレート嚢腫」、子宮筋層に定着した場合は「子宮腺筋症」、骨盤を包む膜(腹膜)の奥に定着した場合には「深部子宮内膜症」と呼ばれます。

子宮内膜は子宮の表面を覆う粘膜組織で、女性ホルモンの作用で厚くなり、妊娠が成立しなかった場合には剥がれ落ちて体外へ血液とともに排出されます。これが月経です。

子宮内膜組織もこれと同様に、女性ホルモンの影響で増殖し、月経と同じタイミングで剥れ落ちて出血します(子宮以外の場所で月経と同じことが起こる)。しかし、子宮と違って出口がないために、剥がれ落ちた組織はその場に溜まっていく一方です。

初めのうちは痛みなどの自覚症状はありませんが、月経のたびに病巣は少しずつ広がり、やがてそれが周囲の臓器や組織と癒着してさまざまな症状を引き起こすようになります。

生殖女性の3~10%に発生!月経困難症や不妊の原因にも

子宮内膜症は月経のある女性の3〜10%に発生するとされ、患者は30代前半をピークとして、近年は20代の女性にも増えています。子宮内膜症の最も多い症状は月経痛(月経困難症)で、寝込んでしまうほどの強い痛みがあります

痛みの原因は月経の時に子宮を収縮させ、経血を外に推し出すために作用するプロスタグランジンという物質。通常の子宮内膜を排出する分に加えて、子宮以外に発生した子宮内膜組織の分もプロスタグランジンは分泌されるため、月経時の子宮収縮が強くなる、というメカニズムです。子宮内膜組織は放っておくと次第に増殖するため、月経を繰り返すごとに痛みが強くなってくるのが特徴です。

さらに、子宮内膜組織が剥がれ落ちて傷ができると、周りの臓器や組織と癒着しやすくなり、癒着の結果、臓器などが引きつれたりねじれたりするために、月経以外の時でも下腹部痛や腰痛を感じることもあります。

また、子宮内膜症になると必ず不妊になるというわけではありませんが、子宮内膜症の患者の約半数が不妊となり、不妊症の患者の25%〜50%が子宮内膜症であることなどから、子宮内膜症により妊娠率が低下することがわかっています。

子宮内膜症の主な症状をまとめてチェック!

以下のような症状があれば、子宮内膜症の可能性があります。

・月経痛が激しい(月経困難症)
・月経量が多い
・月経時に吐き気や頭痛などが起こる
・回を重ねるごとに月経症状が重くなる
・月経時以外も下腹部痛・腰痛がある
・性交痛がある(子宮の後方に発生した場合、つき上げるような痛みを感じます)
・排便痛がある(直腸やその周辺にある場合や周辺組織と癒着している場合)
・不妊

子宮内膜症は生命に関わる病気ではありませんが、月経の度につらい症状に悩まされ、病気が進行すれば子宮や卵巣を取る手術が必要になることもあります。薬など適切な治療を受ければ症状を軽減させることができるので、「単に月経痛がひどいだけ」などと我慢せずに、早めに婦人科を受診し、治療を受けましょう。

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