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質問_心とからだの相談室
質問者
出産・育児一時金|Q68|2011/11/25

27歳の専業主婦。妊娠・出産にかかる費用を教えてください

現在妊娠4ヶ月、4月出産予定の27歳の専業主婦です。結婚を機に退職し、新居の近くで新しい職場を探そうとしていた矢先に、妊娠が発覚しました。早くに子どもが欲しかったので、妊娠したこと自体は嬉しいのですが、妊娠・出産にかかるお金のことを考えると、不安でいっぱいです。ちなみに、主人の給料は手取りで23万円程度。貯金は100万円ほどです。

初めての子どもなので、妊婦検診にいくらかかるのか(自治体からの補助はあるのか)、分娩や入院費用はどのくらいをみておけばいいのか、産後のベビー用品やミルク代など、赤ちゃんに毎月かかる費用はいくらなのか、よく分かりません。出産前後にかかるお金について教えてください。
澤田 朗先生
回答者
はじめてのお子さまということでおめでとうございます。わが家にも先月長男が誕生し、慣れない子育てに奮闘しているところです。

そこで今回は、妻の妊娠が分かってから出産をするまでに、どれくらいの費用がかかったのかをお話ししたいと思います。

まずは診療費。初めに病院に行ってからしばらくは、月に一度病院に通っていました。しばらくすると2週間に一度、臨月には毎週通っていました。トータルでかかったお金が6万3,430円、1回あたり3,800円くらいです。

毎回ではないのですが、薬代もかかりました。便秘薬や、一時期早産の危険があったので、早産にならないための薬などをもらいました。副作用がある薬だったので、妻はとても苦しそうでした。おかげで早産にはならなかったのですが、妻には感謝しています。薬代の合計が9,580円、1回あたり900円弱くらいです。

通っていた病院は、その病院で出産をする場合、28週目までに出産費の一部を前金として払う仕組みになっていました。その金額が20万円、残りの金額は出産後に払ったのですが、金額は33万円、合計で53万円の費用がかかりました。

病院へは毎回私が車で送り迎えをしていたのですが、2回ほど行けない日があったので、その日はタクシー代がかかりました。合計で2,490円です。自宅から病院までは車で10分ちょっとの距離ですが、毎回タクシーを使っていたら結構な金額になっていたと思います。

以上を合計すると60万5,500円がかかりました。ただ、「出産一時金」の42万円を後日受け取ったので、実質の負担額は18万5,500円となります。

「出産一時金」は、出産後に申請をした場合、1ヶ月程度で給付されるのですが、事前に申請をすれば、出産一時金を直接病院に払ってくれる制度があり、この制度を活用すれば42万円を超えた金額だけを負担すれば良いことになります。病院によってはこの制度が活用できない場合がありますので、事前に確認をしておいた方が良いと思います。

私の場合は、病院から特にお知らせもなく、こちらからも聞かなかったので利用しませんでしたが、出産後にこの制度が活用できることを伝えられ、「もう少し早く言ってくれればいいのに」と、妻と話をしたところです。

出産後は1ヶ月検診・3ヶ月検診など、定期的に病院や保健所に行って、順調に育っているかを見てもらいます。ちなみにウチの子は、3,588グラムで産まれ、1ヶ月半くらい経った今は6.5kgもあります。母乳を飲んでいるからでしょうか、元気に育ってくれています。

出産前にはチャイルドシート・ベビーベッド・ベビーカーの準備もしました。それぞれ、2万5,000円・1万5,000円・3万8,000円の出費となりました。

赤ちゃんの洋服ですが、幸いなことに友達や親戚からお下がりをもらうことができました。赤ちゃんはすぐに大きくなるので、自分で買い揃えるよりも、周りの方からいただいた方が経済的だと思います。

ただ、全部お下がりだとかわいそうだということで、3着ほど新品の洋服を買ってあげました。おかげで家族の中では子どもが一番の衣装持ちです。来年に赤ちゃんが産まれる友達がいるので、今回もらった洋服などはその友達に回る予定です。

出産後はおむつ代やおしゃぶり、体温計や湿度計、ベビーローションや綿棒など、こまごまとしたものが必要になりました。もちろんお金はかかるのですが、最近はベビー用品のお店に行くのが少し楽しくなってきました。

医療費については、健康保険から「出産一時金」が受け取れるので、ある程度負担を少なくできますが、医療費以外のものについては、ある程度ご自身で揃えなければならないことが、少し大変でしょうか。

医療費については、自己負担額が10万円を超える場合には医療費控除を受けることができますので、かかった医療費については、領収証などを取っておき、総額でいくらかかったのか、分かるようにしておいた方が良いでしょう。

これから寒くなりますので、ご自身はもちろん、おなかの赤ちゃんも温めてあげてください。もう少しすると、おなかの中で動くようになるのではないでしょうか。春には元気な赤ちゃんが産まれることを願っています。

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