サンスター協賛特別クラスに友利新先生が登場!

赤ちゃんのすこやかな健康とそのための育児

妊娠中・産後のママに向けて必要な子育て情報を発信する「オンライン ベビカム両親学級」。オーラルケアメーカーであるサンスターの協力により特別講座の第2回目を開催しました!今回は、皮膚科・内科医で、3児のママでもある友利新(ともり・あらた)先生を講師に招き、赤ちゃんのおなかの健康や友利先生の育児についてお話を伺いました。友利先生からのアドバイスを受けながら、Zoomの投票機能を活用したクイズに答え、解説を聞くというスタイルで行われました。

お話を伺った人:
友利 新(ともり・あらた)先生
一般財団法人サンスター財団・歯科衛生士 江川(えがわ)さん

1.赤ちゃんの健康とおなかについて

離乳食が始まるといろいろな疑問が生まれます。お子さまが健やかに成長するために、食べるものには気をつけたいですよね。「なかでも、赤ちゃんの頃に腸内環境を整えておくことが、将来の健康づくりに役立ちます。おなかに良い食材を、うまく取り入れましょう」と友利先生。

まずは、離乳食についての知識や、健康に必要な知識を知り、できる範囲で実践していくことが大切です。友利先生の解説とともに、早速チェックしていきましょう!

Quiz1.離乳はいつ頃を目安に完了させればいいの?

A. 生後12カ月~18カ月頃です。

(友利先生の解説)

これは、あくまでの目安なので「絶対に!」ということではありません。赤ちゃんの個性や健康状態によっても変動するので、気にしすぎる必要はありません。

離乳とは、「ほとんどの栄養をおっぱいやミルク以外の食べ物から摂る状態になる」ということ。おっぱいやミルクから徐々に離乳食に変えていけばいいのです。おっぱいは、スキンシップの意味合いも大きいですよね。「栄養はきちんと離乳食からとって、たまにおっぱいをあげる」くらいはまったく問題ありません。

ちなみに、WHO(世界保健機構)の基準では、離乳は2歳とされています。これは、国際的な基準で、各国の生活環境や経済状況も加味したうえで出された平均的な目安。日本の子育て環境で考えた場合、若干のずれが出てきます。

CHECK! 友利先生の気負いすぎない離乳食づくり

離乳食は、バランスよく栄養をとるためだけでなく、かむ力をつけたり、「食べ物はおいしい」というイメージをつける役割も。わたしも、1人目のころは一生懸命手づくりしたこともありますが、正直大変でした。いまは、市販のものや、ゆでるだけなどの「名もない離乳食」ばかり(笑)。気負い過ぎず、できる範囲で行いましょう。

Quiz2.人の健康維持に不可欠な「腸内フローラ」はいつ頃できるの?

A. ベースは、3歳頃までにつくられると言われています。

(友利先生の解説)

「腸内フローラ」とは、腸の中にいる細菌が群れをなしている細菌叢(さいきんそう)のこと。その様子が、まるでお花畑のようであることから「フローラ(=英語で「植物の総称」を指す)」と呼ばれています。

腸内フローラは、便通に影響を与えるだけでなく、全身の健康にも大きく関わっています。腸内フローラにどんな細菌がどれくらいいるかは1人1人異なり、3歳頃までに腸内環境のベースが決まると言われています。これを左右するのが、生活環境と食べ物。

腸内フローラを整えるためには、食物繊維、オリゴ糖、発酵食品などをとることが大切。特に、野菜はたくさん食べさせてあげましょう。

CHECK! 腸内フローラを整えるためのおすすめ食材

  • 納豆やヨーグルトなどの発酵食品
  • バナナなどのオリゴ糖が含まれた果物
  • 食物繊維の多い野菜(特にオクラなどの水溶性の食物繊維を含む食材はつるっと食べやすく、離乳食におすすめです)

Quiz3.1~2歳頃の野菜摂取の目標量は?

A. 180グラムが理想とされています。

(友利先生の解説)

大人の理想的な野菜の摂取量が350グラムなので、その約半分の量です。ちなみにトマト1個がだいたい200グラム。「結構多いな」と思われるかもしれません。
離乳食などの食事の時間だけでなく、おやつを野菜スティックなどにするとたくさん野菜を摂ることができますよ。

我が家は、お味噌汁にたっぷりの野菜を入れるのが鉄板。毎日お味噌汁だったとしても、具材が日々変わっていればいろいろな栄養を摂ることができます。ほかには、刻んだ野菜を出汁で煮ておにぎりに混ぜたり、おやきの具材にたっぷりの刻み野菜を入れたり…。かぼちゃやコーンのポタージュもおすすめです。

量りを使ってまで厳密にする必要はありません。食事やおやつにたっぷり使う工夫をすれば、おのずと理想量が食べられますよ。

CHECK!「野菜はおいしい」と思ってもらおう

子どもによっては緑色の食べ物を見ると「いやだ」となってしまうケースも。子どもは野菜の苦みを感じやすく、苦手意識を持ってしまう子もいます。
しかし、緑黄色野菜など色の濃い野菜は栄養の宝庫。緑色はおいしいんだよ、というイメージがついたらいいですよね。楽しく食べたり、「おいしいね」と声をかけたりすることも大切です。

2.赤ちゃんのお口の健康について

続いて、一般社団法人サンスター財団・歯科衛生士の江川さんから「赤ちゃんのお口の健康について」のお話を伺いました。

1歳の誕生日を迎える頃は、上下の前歯が4本ずつ、計8本の乳歯が生えそろう時期。歯みがき習慣をつけるためにも、本格的なお口ケアが必要とのこと。
具体的にはどんなことをしたらよいのでしょうか?

「まずは、濡らしたガーゼや市販のお口ふきシートで歯をぬぐうところから始めましょう。この時期は、赤ちゃんがお口の中を触れられるのに慣れることが大切です」と江川さん。

歯ブラシは、上の歯が生えてきた頃を目安に開始を。
「最初は歯ブラシで、ちょんちょんと歯に触れる練習」から行うとよいそうです。江川さんによれば、歯ブラシの刺激に慣れてきたら、歯を1本5秒くらいずつみがくとよいとのこと。ちなみに、仕上げみがきの姿勢は「寝かせみがき」が推奨されています。

「みがく力が強すぎたり、長すぎたりすると、歯みがきを嫌がってしまうお子さまもいるので、注意が必要です。また、号泣して歯みがきが難しい場合は、焦らずに機嫌がいいときに無理のない範囲で行いましょう。最初は慣れてもらうことが大切です」と江川さん。スキンシップを取りながら、笑顔で歯みがきしてあげるといいそうです。

歯みがきは、最初は機嫌がいい時に、慣れてきたら寝る前といったように徐々に習慣化することがコツ。まずは、1日1回の歯みがきを目指しましょう。

赤ちゃんのお口のケアは、未来のお口の健康につながっています。ぜひ、楽しみながら親子でお口ケアを行ってみてください。

3.教えて!友利先生 質問コーナー

※今回は生後9カ月~1歳のママからの質問に答えました。

Q.成長曲線に満たないのですが、フォローアップミルクは必要ですか?

A. 成長曲線はあくまでも目安なので、気にしすぎる必要はありません。でも、乳幼児健診時に先生から指摘されるほどであれば、あげてください。また、卒乳の過程では、フォローアップミルクは朝晩のみ、それ以外は麦茶にするなど、ある程度の目安を設けるとよいでしょう。

Q.ミルクをよく吐いてしまいます。年齢とともに落ち着きますか?

A. 赤ちゃんによってよく吐く子もいます。ミルクの飲み過ぎで吐いているのであれば、あまり気にしなくてもいいでしょう。苦しそうにしていたり、別の原因が考えられる場合は、健診時に医師に相談してください。

Q.おしゃぶりがなかなかやめられません。どうやって卒業したらいいでしょうか?

A. 一般的には、歯が生え始めるくらいの1歳~1歳半くらいでやめるといいと言われています。うちの子もおしゃぶりがないと眠れないほどだったので、お気持ちよくわかります。
我が家では、おしゃぶり卒業の期日を設定。1週間くらい前から、「ちゅっちゅやめるよ。バイバイだよ」と話をしました。卒業当日から2日くらいは、ぐずって大変でしたが、それを乗り越えたらいままでの愛着はどこへやら…すっかり忘れていました。

Q.離乳食が始まってから便秘気味です。なにかできることはありますか?

A. 水分を取る機会を増やすことやおなかのマッサージがおすすめです。
ハイハイをしっかりさせたり、お水や麦茶などを飲む機会を増やしましょう。このとき、自分の意思で飲む習慣をつけるためにも、実際飲まなくもいいので、マグを手に持たせたりすることをおすすめします。また、バナナや納豆など、のど越しがよく、おなかにいい食べ物を積極的に食べさせたり、おなかを優しく「の」の字にマッサージするのも効果的です。

Q.手づかみ食べをすると、口に詰め込み過ぎてしまうのですが。

A. うちの子もまさにそうでした。このときは、食べ物を一口大に細かく切って、テーブルのいろいろな場所において、手を伸ばして一口ごとでしか食べられない状況をつくりました。環境を変えてみるというのも一案かもしれません。
逆に、手づかみ食べをせず、つかんだまま捨ててしまう子もいますよね。これはこの子の特性なので気にしないのが一番です。

Q.たんぱく質を食事に上手に取り入れるためにはどうしたらいいですか?

A. お味噌汁にお豆腐を入れるなど、いつものメニューに入れていくのがおすすめです。たんぱく質には植物性と動物性があるので、これらをうまく組み合わせて普段の食事に加えてみてはいかがでしょうか。

植物性たんぱく質/大豆などの豆類、ブロッコリーなど
動物性たんぱく質/魚、肉、卵など

4.まとめ

友利先生ご自身も、6歳の男の子、4歳と1歳の女の子のママ。いろいろな工夫をしながらバランスを考えた離乳食をつくってきたそうです。

「バランスよく食べさせるには、たくさんメニューをつくらなきゃならないの? ただでさえ忙しいのに…」と思ってしまうママもいるのではないでしょうか?

「そんな必要はありません。お味噌汁やおにぎりなど、定番メニューの具材だけを変える、おやつを野菜や果物にするなどでもOKです」と友利先生。

市販の離乳食を使ったり、手間をかけずに栄養を摂る工夫をして、赤ちゃんの健康な腸内環境をつくっていきましょう。

<友利先生からのメッセージ>

離乳食の時期は、「甘い」「すっぱい」などいろいろな味を体験できる時期。この時期に、いろいろな味覚を体験するからこそ、大人になったときにもいろいろな味をおいしいと感じることができるのです。

ママも「おいしいね!」と言いながら食べて、食事に対していいイメージを与えて、「刷り込んでいく」ことも大切!

お子さんによっては、食べることが嫌いだったり、食べること自体に興味がないという子もいます。そんなときは、「あの子はよく食べるのに、うちの子は…」などと落ち込まずに、お子さんに合わせたベストな食生活を送ってくださいね。

子育てに「絶対〇〇」は禁物です。

わたしも、お味噌汁に頼りきりですし、市販のものもたくさん使っています。たくさんの人やグッズに頼って、チームで子育てをしていきましょう。

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健康で豊かな人生を目指すためには、赤ちゃんがお腹の中にいる時から3歳頃までに「おくち」「おなか」「おはだ」の環境を整えることがお子さまの「一生の健康」のために重要と考え、誕生したシリーズです。
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