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ベビカム Weeklyリサーチ

VOL.97_1 専業主婦とワーキングマザー(その1) ママの働く理由/働いていない理由は?<2009年版>

2009年8月4日(火) ~ 8月11日(火)
有効サンプル数 983

 

ワーキングマザーの方は39%
ベビカムでは、ウィークリーリサーチの第97回として、「専業主婦とワーキングマザー、それぞれの事情」というアンケートを実施しました。(その1)では、ママの働く理由/働いていない理由などについてレポートします。
今回のアンケートでは、現在、産休または育児休暇中という方を含めて何らかの仕事をもっているという方は、全体の39%でした。

 

1.現在働いていますか? (または)仕事をもっていますか?


現在のご職業(就業状況)は、いちばん上の帯グラフの通り、産休または育児休暇中という方を含めて「何らかの仕事をもっている」という方が全体の39%、「無職・専業主婦」の方が61%です。
同様の過去のベビカムリサーチの結果と比較すると、仕事をもっている方とそうでない方の比率は、2007年の30:70から2008年の38:62、さらに今回の31:69へと変化し、何らかの仕事をもっている方が増えています。なかでも「正社員/職員」の方のパーセンテージが14%→18%→23%と上昇しています。



グラフ1


2.あなたは公的年金制度の「第何号被保険者」ですか?


現在、日本の公的年金制度においては、制度への加入形態や年金保険料の負担方法などにより、「第1号被保険者」「第2号被保険者」「第3号被保険者」という区分があります。
今回の回答者では以下のような割合でした。



グラフ2


3.ママの働く理由は?


ご自身が正社員/職員など給与所得者(第2号被保険者)またはパートなどで『外で働いている』という方に、働く理由を複数回答形式で伺いました。
第1位は「生活に必要な収入を得るため」で、対象の方の約3分の2(67~68%)が挙げました。ちなみに、この理由は2007年4月の調査でも第1位でしたが、そのときは半数に満たない47%でした。
また、第2号被保険者の方とパート勤めなどの第3号被保険者で比較すると、「社会との関わりを持つ」や「自分のスキルや経験を活かす」という『社会参加』や『自己実現』などの理由が、パートなどの方で8~14ポイント小さくなっています。



グラフ3


4.ママの働いていない(働けない)理由は?


現在ご自身が直接的に収入を得られる仕事をしていない方(第3号被保険者で自分自身の収入のない方)にも、その理由を複数回答形式で伺いました。
「子どもが小さいうちは、預けたくない(預けてまで働きたくない)」が第1位(67%)、「家事や育児と両立できる仕事が見つからない」が第2位(40%)、「育児に専念したい」が第3位(33%)です。



グラフ4


5.働くママ/働いていないママは、お互いの立場をどう思っている?


正社員・職員として外で働くママ(第2号被保険者の方)には『いわゆる「専業主婦」の方がうらやましくなることはあるかどうか?』を、無職・専業主婦の方(第3号被保険者で、自身が収入を得る仕事をしていない方)には『仕事をしている方がうらやましくなることはあるかどうか?』を、それぞれ伺いました。
外で働くママのうち「専業主婦」をうらやましく思うことがある方は58%、専業主婦の方のうち「仕事をしている方」をうらやましく思うことがある方は73%です。



グラフ5

 

 

今回のまとめ

ママが働く/働かないということは、基本的にはご本人やそのご夫婦・ご家族の「生活設計」や「夢・目標」などに関係するため、『(子どもを預けて)外で働くこと』と『いわゆる「専業主婦」として家事や育児に専念すること』のどちらか一方だけが正しいことはなく、それぞれにメリット・デメリットと感じられることがあります。


【働くママが考える「外で働くメリット」】
■家庭と職場、両方のバランスがとれているので、気分転換ができる。家計に余裕ができるので、子ども、自分たちの将来の選択肢が増える。 (31歳 神奈川県 1児のママ)

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