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ベビカム Weeklyリサーチ

VOL.60 こんにゃくゼリー、今後どうすべき?

2008年10月3日(金) ~ 10月6日(月)
有効サンプル数 1403

 

「警告表示を大きくするべき」が50%
ベビカムでは、ウィークリーリサーチの第60回として、「こんにゃく入りゼリー、どう思いますか?」というアンケートを実施しました。

〔なお、このアンケートの実施期間は、マンナンライフが「蒟蒻(こんにゃく)畑」の製造中止を発表する前です〕
乳幼児や高齢者がのどに詰まらせて亡くなる事故が社会問題化している「こんにゃく入りゼリー」をどうすべきかを伺ったところ、「警告表示を大きくする」とお答えの方が半数の50%、「部分的または全面的な製造・販売の中止」とお答えの方が34%でした。

 

1.みなさん自身が「こんにゃくゼリー」を食べる頻度は?


まず、みなさん自身が「こんにゃく入りゼリー」を食べたことがあるか、及び、その頻度をお聞きしました。食べたことがあるという方は94%です。
現在食べることがあるかについて聞いたところ、初産妊娠中の方では「食べることがある」という方が63%です。体重管理などとの関係か、妊娠中の方に「こんにゃく入りゼリー」は好まれているようです。



グラフ1


2.お子さんに「こんにゃくゼリー」をあげることは?


お子さんのいらっしゃる方1,229人に、お子さんに「こんにゃく入りゼリー」をあげる(あげた)ことがあるかをお聞きしました。
お子さんのいらっしゃる方全体では、「与える(食べさせる)ことがある」というのは24%と、4分の1程度でした。
また、お子さんの年齢別にみたところ、2~3歳では約20%、4歳以上では約40%が「与えたことがある」とのお答えです。 0~1歳のお子さんの場合、「与えたことはない」が98%です。



グラフ2


3.「こんにゃくゼリー」の事故のこと、知ってる?


すでにみなさんもご存じの通り、「こんにゃく入りゼリー」をのどに詰まらせて、乳幼児やお年寄りの方が窒息死するという事故は、これまでに何件も発生しています。
このことを知っているかをお聞きしたところ、全体的には「以前から知っていた」が96%で、大半の方に認知されていました。ただ、まだ子育て経験のない初産妊娠中の方では、「最近になって知った」が6%、「知らなかった(このアンケートで初めて知った)」が1%と、合わせて7%の方が、最近になって大きな社会問題になるまで知らなかったという状況でした。



グラフ3


4.現在の事故防止対策、知ってる?


2007年に、自分でものを噛んだり飲みこんだりする力がある程度発達していると思われる7歳の児童が、「こんにゃく入りゼリー」をのどに詰まらせて窒息死するという事故がたて続けに2件発生し、大きく報じられました。これをきっかけに、全日本菓子協会など「こんにゃく入りゼリー」関連の業界3団体は、以下に示すような警告のための「統一マーク」を制定して商品パッケージなどに表示し、「子どもや高齢者がこんにゃく入りゼリーを食べることは危険」と知らせる取り組みを始めたのです。
このことを知っているかをお聞きしたところ、「当初から知っていた」方は25%と、4分の1にとどまりました。現在自分自身で食べることも多い初産妊娠中の方でも「当初から知っていた」は30%です。現在、「こんにゃく入りゼリー」の問題が大きな社会問題化している状況でも、(事故防止のためとして)業界が始めたマーク表示のことを「知らない」という方が、全体の40%近くもいるという状況です。
実際に、警告のための「統一マーク」の実物を見たことがあるかについても、「見たことがない」という方が全体の70%を占めるなど、対策の認知度・浸透度は不十分なようです。



グラフ4


5.「こんにゃくゼリー」について、あなた自身の考えは?


昨年以降、関連業界が「統一マーク制定」などの事故防止対策をとり始めたにもかかわらず、今年になって再び幼児の窒息事故が発生したことで、「こんにゃく入りゼリー」による窒息事故は、このところ大きな社会問題化しています。
その状況の下、みなさんはどんな対策が必要と考えているのかをお聞きしました。
〔なお、このアンケートを実施していたのは、マンナンライフがスーパー・コンビニで販売する「蒟蒻(こんにゃく)畑」の製造中止を発表する前です〕

その結果、全体では「警告表示を大きくすればいいと思う〔表示が小さい現状のものはそのままで〕」が31%、「警告表示を大きくするとともに、表示が小さい現状の製品は回収すべきだ」が19%と、合わせて50%が『警告表示を大きくすべき』というお答えでした。「現状の形状や大きさのゼリーの製造・販売をやめるべきだ」の28%、「製品の形状や大きさに関係なく、こんにゃく入りゼリーの製造・販売をやめるべきだ」の6%を合わせた34%が、『(部分的または全面的な)製造・販売の中止』派です。「現状のままでいい(とくに新たな対策は必要ない)」は16%です。
また、アンケート実施時点では、マンナンライフは「警告表示の変更は検討するが、(製品そのものに問題があるとは考えていないので)大きさ・形状等の変更は考えていない」という対応の方向性を示唆していたため、「警告表示が改善されても、形状や大きさが現状のままこんにゃく入りゼリーが販売され続けるとしたら?」という想定でみなさんにお聞きしたところ、「製品が現状のままなら、購入しない」というお答えは全体の24%でした。



グラフ5

 

 

今回のまとめ

「今回のまとめ」の前に、国民生活センターが発表している「こんにゃく入りゼリーでの窒息死亡事故」全17件の内訳をお知らせしておきます。

(1件目) 1995年7月  1歳6ヶ月の男児
(2件目) 1995年8月  6歳の男児
(3件目) 1995年12月 82歳の高齢者女性
(4件目) 1996年3月  87歳の高齢者男性
(5件目) 1996年3月  68歳の高齢者男性
(6件目) 1996年3月  1歳10ヶ月の男児
(7件目) 1996年6月  2歳1ヶ月の男児
(8件目) 1996年6月  6歳の男児
(9件目) 1999年4月  41歳の女性
(10件目)1999年12月 2歳の男児
(11件目)2002年7月  80歳の高齢者女性
(12件目)2005年8月  87歳の高齢者女性
(13件目)2006年5月  4歳の男児
(14件目)2006年6月  79歳の高齢者男性
(15件目)2007年3月  7歳の男児
(16件目)2007年4月   …

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