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ベビカム Weeklyリサーチ

VOL.49 夜間や休日の子どもの急病について

2008年7月15日(火) ~ 7月18日(金)
有効サンプル数 917

 

夜間・休日に小児救急を受診したことがある方は64%
ベビカムでは、ウィークリーリサーチの第49回として、2008年の7月に、お子さんのいらっしゃる方を対象として「子どもの急病について」というアンケートを実施しました。
全回答者917人中、これまでにお子さんの急な病気やけがなどで、夜間や休日など通常の診療時間外に医療機関で受診したことが「ある」方は64%です。

※今回のリサーチ結果は、「読売ウィークリー」2008.8.10日号(p.15)でも取り上げられています。

 

1.この1年間の「小児救急」受診経験は?


冒頭に示した通り、いままでにお子さんの急な病気やけがなどで、夜間や休日など通常の診療時間外に医療機関で受診したことが「ある」方は64%です。
では、この1年間に限ってみると、どうでしょうか?
お子さんが0歳の方では、まだ生まれて間もないためか、「(受診経験が)ある」方は33%です。しかし、お子さんが1歳~2歳の方になると、「ある」方が60%近くに達しています。
お子さんが3歳の方では、「ある」方は51%に、4歳以上では40%に落ち着きます。
やはりお子さんが1歳を過ぎて生活範囲が広がると、病気になったり、けがをしたりで、通常の診療時間外に受診せざるを得なくなることが増えるようです。



グラフ1


2.夜間や休日に受診した理由は?


お子さんの急病やけがで、夜間や休日など、通常の診療時間外に受診した理由を複数回答でお聞きしました。
最も多かったお答えは、「自分たちの判断で翌朝まで様子を見たら、重症になるかもしれなかったから」で、過半数の62%の方が挙げています。次いで、「子どもが長時間苦しむのはかわいそうだったから」が39%、「受診しようと思った時点で重症(重傷)だったから」が26%です。
また、「翌日が医療機関の休診日だったから」(19%)、「夜間や休日なら、パートナーが付き添ってくれるから」(9%)という、状況によっては時間外受診にならなかった可能性のあるケースもみられました。



グラフ2


3.夜間や休日に受診してよかったこと/よくなかったこと


夜間や休日に小児救急を受診して『よかったこと』では、「安心することができた」が86%、「重症にならずに済んだ」が52%です。
反対に『よくなかったこと』では、「待ち時間が長かった」が40%、「医療機関への行き帰りが大変だった」が31%のほか、「小児科の医師ではなかった」が15%、「知らない医師だった」が11%です。
また、乳幼児は自分の症状を正確に伝えることはできないので、受診してみると結果的に軽症だった・・・という場合もありますが、時間外に小児救急を受診した経験のある方の過半数が、「そうした場合、後ろめたく感じることがある」というお答えです。



グラフ3


4.子どもの急病についての知識はある?


みなさんがご自身が、子どもの急病やけがのとき、重症かどうか、すぐに受診すべきかどうか等の対処や方法について知識があるかをお聞きしたところ、「あると思う」方が41%、「ないと思う」方が59%でした。
急病やけがの時の対処方法についての情報源では、「育児サイトに掲載されている情報」は過半数の53%の方が挙げています。次いで、「市販の書籍や雑誌」「医療機関のホームページなど、医療系のインターネット上の情報」「かかりつけの小児科医」がそれぞれ40%台でした。
一方、「行政(市役所・消防署)の講座や広報誌」は18%、「民間の医療機関や子育て支援団体などが行う講座」は9%にとどまっています。



グラフ4


5.#8000(小児救急電話相談)、知ってますか?


現在、厚生労働省の事業として、夜間や休日の子どもの急な病気の症状について、全国共通の短縮番号(#8000:シャープ8000番)に電話すると、発信元の地域に応じた各都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科の医師や看護師などの医療専門家がアドバイスするという電話相談サービスが実施されています。
この「電話相談サービス(小児救急電話相談)」の認知度や利用経験は、どれくらいでしょうか?
「実際に利用したことがある」方が7%、「知っている」方が35%でしたが、この2つを合わせても42%で、認知度は半数に達していません。
今後の利用意向は、「ぜひ利用したい」が35%、「利用するかもしれない」が60%です。



グラフ5


6.夜間・休日の「小児救急有料化」に賛成? 反対?


近ごろ、産婦人科と同様に、小児科についても、医師不足やそれによる救急医療体制のひっ迫などの問題が指摘されています。
そうしたなかで、夜間や休日の小児救急医療を担当する医療機関へ軽症の子どもが多数来院し、重症の患者さんへの処置が遅れることもあるという状況を改善するため、数千円程度の別料金(小児医療費無料化の対象外)を徴収したり、徴収することを検討したりする地域や医療機関も出てきています。
こうした動向に対するみなさんの賛否をお聞きしたところ、「賛成」が32%、「反対」が23%、「どちらともいえない」が45%でした。
全体的には、救急医療機関をお手軽に利用する、いわゆる「コンビニ受診」を減らす必要性についてはある程度理解されているものの、その方法として「小児救急医療」の有料化(別料金徴収)を行うことについては、この問に「賛成」とお答えの方を含めて、もっと検討すべき・・・とお考えの方が多いようです。



グラフ6

 

 

今回のまとめ

ここ1年間に夜間・休日などに小児救急を受診したことがある方は、全体の45%でしたが、なかでも、お子さんの年齢が1~2歳の方に限れば、60%近くの方にそうした経験がありました。

そうした子どもの急病やけがのとき、どう対処すべきかの知識があるかどうかお聞きしたところ、知識が「ある」と答えた方が41%だったのに対し、「ない」と答えた方は59%でした。

乳幼児は、ママ・パパに対しても自分の症状を正確に伝えることはできないので、「熱が出てぐったりした様子」、「泣きぐずる様子」などで親が(外見的に)判断し、不快な症状があるらしいと推測するしかありません。しかし、初めてのお子さんでは経験が無いので、ちょっとした子どもの体調の急変などに驚き、すぐに受診しなければ・・・と思うことは、親として自然な感情でしょう。


ところで、小児科(小児救急)では、いわゆる「コンビニ受診」が医療体制をひっ迫させている原因の1つとして問題になっています。

★コンビニ受診:コンビニエンスストア感覚で、 …

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