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ベビカム Weeklyリサーチ

VOL.40 子どもの予防接種について

2008年5月9日(金) ~ 5月12日(月)
有効サンプル数 1200

 

お子さんに予防接種をきちんと受けさせていますか?
ベビカムでは、ウィークリーリサーチの第40回として、今年の5月に「子どもの予防接種について」のアンケートを実施しました。
お子さんのいらっしゃる方1,085人のうち、(いちばん末の)お子さんの月齢が4ヶ月以上の方966人、すなわち、一般的な「定期接種」の月齢を過ぎたお子さんのいらっしゃる方では、お子さんに「定期接種」を受けさせていない方は1%にとどまりました。

 

1.「定期接種」に対する気持ちは?


まず、「定期接種」に対するみなさんのお気持ちをお聞きしました。
「受けさせなくていいものもあると思う」とお考えの方は、まだお子さんのいらっしゃらいない方の4%、すでにお子さんのいらっしゃる方の2%と、ごく少数です。大半の方は、お子さんに「定期接種」はすべて受けさせたいというお考えのようです。また、妊娠中より産後の方に、「必要なことなので、時期がきたらなるべく早く受けさせたい」という回答がより多くなっています。

★定期接種とは・・・「予防接種法」により、指定の月齢・年齢のとき(まで)に受けなければならない予防接種です。

三種混合ワクチン(DPT;ジフテリア・百日咳・破傷風の予防)または二種混合ワクチン(DT;ジフテリア・破傷風の予防)、ポリオワクチン、はしか・風疹ワクチン、BCG(結核の予防)があります。
非常に感染力の強い病気(はしか)や、病原ウイルスに対する直接的な治療法がないため、予防が最善策である病気(ポリオ)など、すなわち、そもそも感染しないことこそ重要な病気が「定期接種」の対象となっています。



グラフ1


2.「定期接種」について、受けさせなくていいものもあると思う理由は?


「定期接種」について、『受けさせなくていいものもあると思う』方は全体の2.4%(1,200人中29人)とごく少数でした。
こうした方に、そう思う理由についてお聞きしたところ、最も多くの方が挙げたのは「副作用(副反応)がこわい」でした。



グラフ2


3.「任意接種」に対する気持ちは?


次に、「任意接種」に対するみなさんのお気持ちをお聞きしました。
「なかには受けさせなくていいものもあると思う」とお考えの方が、まだお子さんのいらっしゃらない方では19%、すでにお子さんのいらっしゃる方では30%みられました。「定期接種」とは対照的に、妊娠中より産後の方に、「任意接種」にあまり積極的でない方が少なくないようです。

★任意接種とは・・・「定期接種」以外の予防接種です。費用は、接種を受ける人の自己負担となります。

乳幼児期の「任意接種」の代表的なものとして、「おたふくかぜ」「みずぼうそう」「インフルエンザ」の予防接種があります。
症状はさほど重くならないものの感染力の強い病気(おたくふくかぜ・みずぼうそう)と、重症化したときの苦痛予防や、まれに重大な後遺症が残る危険性防止の観点から予防接種がすすめられている病気(インフルエンザ)が、「任意接種」の対象となっています。



グラフ3


4.「任意接種」について、受けさせなくていいものもあると思う理由は?


「任意接種」について、『受けさせなくていいものもあると思う』という方に、その理由を聞いてみました。
まだお子さんのいらっしゃらいない方では、「効果がわからない」を挙げた方の64%が最多でしたが、すでにお子さんのいらっしゃる方では、「自己負担の費用が高い」を挙げた方が58%と多くいました。
また、「副作用(副反応)がこわい」を挙げた方は、いずれも35%前後でした。



グラフ4


5.Hib(ヒブ)ワクチンの任意接種、受けさせますか?


このアンケートを実施した時点(2008年5月上旬)では、早ければこの夏(2008年7月ごろ)から、乳幼児の「細菌性髄膜炎」の予防に有効な『Hib(ヒブ)ワクチン』の予防接種を、「任意接種」により受けることが可能になると報じられていました。
そこで、このことと、接種する際の自己負担金(4回で3万円程度)についてもお知らせして、お子さんにHibワクチンの予防接種を受けさせるかどうかのお考えをお聞きしました。
過半数の方は、「どちらともいえない」とのお答えです。乳幼児の「細菌性髄膜炎」、「Hibワクチン」のどちらについても詳細はまだあまりよく知られていないため、判断できないという方が多いようです。
まだお子さんのいらっしゃらない方では、「受けるだろう」とお答えの方が、「受けないだろう」とお答えの方を大きく上回りました。「ワクチンで防げる子どもの病気については、親としてできるだけのことをしてあげたい」とお考えの方が多いようです。
一方、すでにお子さんのいらっしゃる方では、「受けるだろう」とお答えの方より、「受けないだろう」とお答えの方がやや多めでした。理由として、「費用が高い(受けたくても受けられない)」とお考えの方が少なくないようです。

★「Hibワクチン」は、2008年12月から、任意接種で受けることができます。
★乳幼児の「細菌性髄膜炎」と「Hibワクチン」の詳細については、今回のまとめをご覧ください。


グラフ5

 

 

今回のまとめ

今回のアンケートでは、「お子さんの予防接種」についてお聞きしました。その結果、予防接種について誤解されている方が少なくないことがわかりました。なぜ予防接種が必要か・・・等について、みなさんの疑問や意見を通して考えていきましょう。


【その1:定期接種にも、不要なものがあるのでは?】
■ポリオの予防接種がいまだに集団接種である理由がわからない。ほぼ絶滅しているので必要性に乏しいのでは・・・(41歳 東京都 4児のママ)

人類が今までに(予防接種により)根絶することができた感染症は「天然痘」だけです。日本をはじめ先進国ではポリオの発症はみられなくなっており、根絶されたような印象がありますが、アジア・アフリカの一部地域ではいまだに流行が確認されています。そして、現代は人・物がジェット機で短時間のうちに世界中を移動する時代です。すなわち、国内でポリオの病原体が見られなくなっても、外国から持ち込まれる可能性は十分にあるのです。

もし日本国内でポリオの予防接種が徹底されなくなり …

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