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ベビカム Weeklyリサーチ

VOL.16 葉酸、摂りましたか?

2007年9月28日(金) ~ 10月1日(月)
有効サンプル数 1241

 

妊娠前に「葉酸」を積極的に摂るように気をつけていた方は47%!
ベビカムでは、ウィークリーリサーチの第16回として「葉酸、摂りましたか?」のアンケートを実施しました。
全回答者(現在妊娠中の方、または、お子さんのいらっしゃる方)1241人中、「葉酸」という栄養素(の名前)を知っていた方は98%の1213人で、そのうち『妊娠前に「葉酸」を積極的に摂るように気をつけていた』のは47%の574人で、半数に達しませんでした。

 

1.「葉酸」という栄養素のこと、知っていますか?


まず、すべての方(現在妊娠中の方、または、お子さんのいらっしゃる方)1241人に、『「葉酸」という栄養素を知っていますか?』を尋ねました。
その結果、「知らない、聞いたことがない」という方は2%で、98%の方は少なくとも葉酸という栄養素(の名前)は知っていました。最も多かったのは「名前とだいたいの働きを知っている」の方で過半数の56%、次いで「名前だけは知っているという程度」の方が24%で、「名前も詳しい働きも知っている」方は18%にとどまりました。



グラフ1


2.「葉酸」が重要な働きをする(と思う)時期はいつごろ?


胎児の成長に重要な働きをする葉酸ですが、では、特に妊娠中のどの時期に必要な栄養素なのでしょうか? みなさんがどのように認識しているかを尋ねました。

結果は以下の通り。「特にどの時期ということはなく、妊娠中ずっと重要」とお答えの方が最多で46%でした。次いで、「妊娠初期のうち、妊娠2~4ヶ月の頃」とお答えの方が28%、「妊娠初期のうち、妊娠2ヶ月以前の頃」とお答えの方が21%でした。全体的には「妊娠初期に重要」と認識している方と、「特にどの時期ということはない」との認識の方に、ほぼ二分されています。
また、これらの回答を 1.で示した葉酸の認知度別に比較すると、多少とも葉酸の働きまでを知っている人では「妊娠初期に重要」と認識している方が過半数なのに対し、葉酸について「名前だけは知っているという程度」の方では「特にどの時期ということはなく、妊娠中ずっと重要」とお答えの方が61%で、対照的な結果となっています。



グラフ2


3.妊娠前や妊娠初期に、葉酸摂取に気をつけましたか?


「葉酸を積極的に摂るように気をつけていた」という方は、妊娠前では冒頭に示した通り半数に達しない47%でした。一方、妊娠初期では半数よりやや多い61%です。
また、気をつけたかどうかを、1.で示した葉酸の認知度別に比較してみました。すると、葉酸について「名前も詳しい働きも知っている」という方では、妊娠前でも74%の方が、妊娠初期には83%の方が「葉酸を積極的に摂るように気をつけていた」とお答えでした。これに対し、 葉酸について「名前だけは知っているという程度」の方で「葉酸を積極的に摂るように気をつけていた」という方は妊娠前では20%、妊娠初期でも27%にしかすぎませんでした。葉酸の働きについて正確に詳しく知っていることと、妊娠前や妊娠初期の食生活で積極的な葉酸摂取を心がけることには、明らかに関係があると言えます。



グラフ3


4.葉酸摂取の方法は?


みなさんどのように葉酸を摂っていたのでしょうか? 妊娠前および妊娠初期それぞれの時期に「葉酸を積極的に摂るよう気をつけていた」方に、どのような方法で葉酸を摂ることを心がけたかを尋ねました。
全体的には妊娠前と妊娠初期で大差はなく、「葉酸を多く含む食品(ほうれん草など)を摂るよう心がけた」という方が約4分の1で、残りの4分の3が「食品には特に気をつけなかったが、葉酸のサプリメントで摂った」という方と「食品にも気をつけ、さらにサプリメントで補った」という方とで、ほぼ二分される状況です。
また、 1.で示した葉酸の認知度別に葉酸摂取の方法を比較すると、葉酸について「名前も詳しい働きも知っている」という方では「食品にも気をつけ、さらにサプリメントで補った」という方が最多(妊娠前:47%、妊娠初期:44%)なのに対し、葉酸について「名前だけは知っているという程度」の方では「葉酸のサプリメントで摂った」という方が過半数で(妊娠前:59%、妊娠初期:52%)、葉酸の働きに対する認知度の違いが、実際に葉酸を摂るうえでの行動の違いにもあらわれています。



グラフ4


5.「葉酸」をきちんと摂れるようにするにはどうすればいい?


「葉酸や鉄分が毎日どんなものからどんなふうに摂れば足りるのか具体的な食事例などを知りたい」(32歳 1児のママ)という声のように、栄養素としての葉酸の重要性は理解できても、どんな食材や調理法があるのかがよくわからないという方が多いようです。
一方、葉酸摂取を(妊娠する可能性のある年齢層の女性も含めた)すべての人々に浸透させるための1つの方策として、アメリカではシリアル類など一部の加工食品に、葉酸の添加を義務づけるという取り組みが行なわれています。このことに対する意識(評価)を尋ねました。
その結果、「いいことだと思う」方は全体の70%で、そうした取り組みが否定的にとらえられてはいないようです。ただ、その中では「いいことだと思う、日本も見習うべき」という方の32%より、「いいことだと思うが、(食品への添加を)義務づけまでするのはどうかと思う」という方が38%と多く、食品への『添加』という手法に抵抗を感じる方は少なくないようです。ただ、葉酸について「名前も詳しい働きも知っている」方の中では、「いいことだと思う、日本も見習うべき」とのお答えが最多の43%を占めています。



グラフ5

 

 

今回のまとめ

今回のアンケート結果のまとめにあたって、まず、胎児の神経管閉鎖障害と葉酸の関係について、概略をご説明します。

受精卵がママの子宮に着床し、胎児の発育が始まると脳や脊髄のもととなる神経細胞も成長を始め、筒状の神経管を形成します。時期的には受精後21~28日、妊娠週数でいえば妊娠5週目の終わりから6週目の頃ですが、この時期に何らかの原因で神経管が閉じない「神経管閉鎖障害」を発症すると、生後の運動障害につながる二分脊椎などの奇形をもった赤ちゃんが生まれてしまうリスクがあります。これには遺伝的要因などが複雑に関係しているとされ、単純に何か1つのことだけが影響しているのではないようですが、原因の1つとして上記の時期の葉酸不足が影響することが、多くの医学的研究の結果からわかってきています。

ところが、この時期は、ママ自身がまだ妊娠に気づかない場合も少なくありません。ママ自身が妊娠に気づかないかもしれない時期に確実に葉酸を摂取し、神経管閉鎖障害の発症リスクを低減するためにはどうすればよいか …

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