VOL.140 年末年始に帰省や旅行をしますか？

2010年もあと10日あまり・・・。

この年末年始に帰省や旅行で長距離移動をされる方は、そろそろ荷物の準備なども始めている頃ですね。


この年末年始に帰省や旅行の予定のある方は、全体の55％です。


帰省や旅行の移動手段では、最多は自家用 …

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2010年もあと10日あまり・・・。

この年末年始に帰省や旅行で長距離移動をされる方は、そろそろ荷物の準備なども始めている頃ですね。


この年末年始に帰省や旅行の予定のある方は、全体の55％です。


帰省や旅行の移動手段では、最多は自家用車の78％。小さなお子さん連れのみなさんにとっては、人ごみや他人の目を意識しなくてもよいクルマ移動という方が多いようです。

もっとも、クルマを持っていなかったり、自宅から帰省先・旅行先までの距離（所要時間）の関係で、新幹線や飛行機など公共の乗物を利用される方もいます。

そうした方にとっては、クルマで移動する方以上に、移動中に子どもがぐずってしまったときや、おむつ替えなどのお世話にどのように対応できるかが、不安要素であり知りたいことですね。


しかし、そうした不安も、以前と比べればかなり軽減されてきているようです。

3.で示した『子ども連れでの帰省・旅行の不安や悩み』は、2年前とほぼ同じ選択肢で伺っています。「途中で子どもが飽きたりぐずったりすること」や、それに対応するための「移動中の授乳やおむつ替え」を不安に思う方のパーセンテージは、特に公共の乗物を利用する方で今回も決して少なくはなかったのですが、2年前の調査結果と比べて明らかに低下しています。

特に、「移動中の授乳やおむつ替え」を不安に思う方のパーセンテージは、クルマ利用の方では26％（2年前）→16％（今回）、公共の乗物利用の方でも41％（2年前）→21％（今回）となっており、不安に思う方は明らかに少なくなっています。

高速道路のＳＡ（サービスエリア）での授乳室やキッズコーナーなどの整備が進んだこと、新幹線などの特急列車に授乳のときにも使える「多目的室」やおむつ替え台（ベビーベッド）が併設された洋式トイレの設置が進んだこと、それらについての認知度が向上したことや、機能性やデザインに優れた授乳服が普及したことなどで、『帰省や旅行で移動中の、授乳やおむつ替えなどの子どものお世話』をさほど不安に思わなくてもよい状況も広まりつつあるようですね。

子ども連れでの帰省や旅行について、みなさんからさまざまなご経験談や思い出が寄せられました。

【列車での移動の思い出】
■お昼寝の時間にチケットを取ったのに、乗車駅に着くまでに軽く寝てしまい、乗車中は非日常的なこともあって子どもはハイテンションのままだった。何度も席から移動したりデッキに出たがったりして、親の方がクタクタ。　（37歳　埼玉県　1児のママ・くまっこさん）
■たっちして歩きまわる頃になると、子どもはじっとしていられないので、新幹線の車内で子どもが歩きまわって大変でした。シートに無理やり座らせてもすぐぐずぐずするので、私も落ち着いて座っていられませんでした。　（31歳　兵庫県　1児のママ・siro5047さん）

■まだ子どもが4カ月の時に新幹線を利用しました。初めての長旅で公共の場や乗物だったため、ぐずって他のお客さんに迷惑がかかってしまったらどうしようと思っていましたが、お隣のお客さんが一生懸命子供をあやしてくださったり、「赤ちゃんは泣くのがお仕事よね～」と理解のある方だったので、とても勇気づけられました。　（29歳　東京都　1児のママ・smily emiさん）
■長女が6ケ月くらいの時に、京都から高松まで、新幹線などを利用して子どもと2人だけで帰省しました。けっこう混んでいて3列席の窓側Ａ席。泣きだした娘をデッキに連れていく度に「すみません、すみません、、、」って謝ってばかりいました。ちっと舌うちも聞こえて、涙も出そうでした。新大阪で人が入れ替わって、隣に外国人の方が座られました。泣く娘をまた連れ出そうとしたら、「ノープロブレム！」って笑ってくれました。自分のハンカチを娘に振って、あやしてくれたり・・・。英語がほとんどできない私は「サンキュー」ってしか言えませんでした。あの時の外国人ビジネスマンの方に今でも感謝しています。　（36歳　京都府　1児のママ・まどんさん）

■みどりの窓口で切符を購入するとき、ベビーカーを持っていたら窓口係の方は何も言わずに車両の一番後ろの席を取ってくださり、「座席の後ろにベビーカーを置けますからね」と、優しく言ってくださいました。　（33歳　埼玉県　2児のママ・ペコさん）
■「ＭＡＸやまびこ号（ＪＲ東日本のオール2階建て新幹線）」の指定席を予約しようとしたら、旅行代理店のスタッフの方が、階段を昇り降りしなくてもよい号車（平屋部分のある車両）を教えてくれました。　（35歳　宮城県　2児のママ・もこさん）

■新幹線に乗った時、授乳のため多目的室を利用しました。車掌さんに、『ごゆっくりご利用下さい』って言われて、嬉しかった。　（36歳　香川県　1児のママ・そうママさん）
■席でぐずったのでデッキで遊ばせていたら、車掌さんにシールをもらいました！　（34歳　滋賀県　1児のママ・はっぴーみっきーさん）


【飛行機での移動の思い出】
■子どもが泣いたらおっぱいを飲ませてあげればいいと思っていましたが、おっぱいも拒否で、フライト中のほとんどを泣いて過ごしました。　（30歳　茨城県　1児のママ・ちぃさん）

■うちの子は大きめだったので、10ヶ月で初めて海外旅行に行ったとき、「（体重制限オーバーで）バシネットは利用できない」と言われ、ずっと抱っこで大変でした。　（29歳　大阪府　1児のママ・そらさん）
　注）バシネット（旅客機内の乳児用簡易ベビーベッド）は、その構造上、乗せられる赤ちゃんの体重はだいたい10kgまでです。

■妊娠中に乗ったとき、もう子ども用のおもちゃを渡されました。うれしかった反面、「早すぎるよー！」って思いました。　（33歳　北海道　1児のママ・まおまおさん）
■妊娠中からたびたび飛行機を利用しましたが、客室乗務員の方がいろいろ気づかって声をかけてくださるのがありがたかったです。オムツ替えやお湯のサービスなど至れりつくせりでした。私が安心したのを感じたのか、ベビーもおとなしくしてくれました。　（34歳　神奈川県　1児のママ・みつこさん）

■1歳の誕生日前日に飛行機に乗り、キャビンアテンダントの方に「何歳？」と聞かれたので「明日で1歳」と答えると、後で手書きのバースデーカードをもらいました。　（27歳　神奈川県　2児のママ・ｔｏｗａさん）
■上の子の1歳の誕生日に飛行機に乗った時、機内販売カタログでプーさんの可愛い時計があったので誕生日プレゼントにしたくてキャビンアテンダントさんに頼んだら、商品を切らしていたようです。どうしても欲しかった理由を話しながら諦めようとしていたら、しばらくしてその日の乗務していたアテンダントさんたちが「寄せ書き」と「手作りのプレゼント」をくださったので、スゴク嬉しかったです。　（39歳　東京都　2児のママ・えんたんママ）

■キャビンアテンダントの方がとても子どもに親切にしてくださって、飲み物を用意してくれたり、おもちゃをくれたり、絵本を持ってきてくださって少し話し相手もしてくださったりで、とても助かりました。　（33歳　長野県　2児のママ・マオママさん）
■子どもがおなかをすかせて泣いた時、粉ミルク用のお湯を機内で出していただいたことがあり、ミルクを飲ませてあげることができました。　（43歳　長崎県　3児のママ・みーこママさん）

■娘が2歳のとき、羽田～沖縄便に乗りました。娘にとって初フライトがいきなり長時間だったのでどうなることか心配でしたが、離陸前の滑走路移動中に眠り始め、着陸の衝撃で目覚めたという、なんとも親孝行な娘でした・・・　（37歳　埼玉県　1児のママ・くまっこさん）


子どもを連れての帰省や旅行では、たいへんな思いをすることもありますが、周りの方や乗物の乗務員さんなどのちょっとした心づかいの温かさで思い出深いものになることもあります。

ママが安心するとベビーも安心・・・とおっしゃった方がいますが、ママがあれこれ不安にばかり思っていると、その不安感は子どもにも伝わりやすいもの。不安を軽減するため、移動中のお世話の仕方などの情報収集もしたうえで楽しくおでかけしたいですね。

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