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ベビカム Weeklyリサーチ

VOL.14 「安産祈願」で実は困ってることって?

2007年9月7日(金) ~ 9月13日(木)
有効サンプル数 1320

 

妊娠中の「安座祈願」の慣習は8割近く!
ベビカムでは、ウィークリーリサーチの第14回として「安産祈願」についてのアンケートを実施しました。
安産祈願のお参りの時期として一般的な妊娠5ヶ月といえば、つわりも多少落ち着き、無事の誕生を家族でお願いするのにはいい時期ですね。今回の調査でも、8割近くの方が安産祈願に対して積極的という結果が出ました。

 

1.「安産祈願」の習わし、知ってますか?


戌の日の安産祈願、「妊娠5ヶ月目ではなく9ヶ月目」だったり、「戌の日ではなく酉(とり)の日」という地域もある(らしい)とのことですが、今回の調査結果では、一般的にいわれている「5ヶ月目の戌の日に安産祈願をする」という習わしを知っている方がほとんどでした。
「安産祈願」は妊娠中の一大行事として認知されており、パパとなるパートナーや、家族にとっても大切な節目のようです。
■「もうすぐ戌の日ね」と義母や実母に言われ、楽しみにしてくれる気持ちもうれしかったし、親としての自覚も生まれてきた(30歳 2児のママ)
■夫婦で健康な子を授かりたいと心を合わせ、これからどんな時も協力して頑張っていくという気持ちを固める日になった(35歳 妊娠7ヶ月)



グラフ1


2.「安産祈願」しましたか(するつもりですか)?


「妊娠出産は、特に初めての人にとっては不安なもの。お参りすることで少しで安心感が得られました」(27歳 1児のママ)というように、精神的な支えのためと答えた方、ほかには1.にあげたように親となる節目ととらえる方が多くいました。

反対に「しない派」のご意見は・・・。
「昔からの風習にこだわらない方なので、あえて安産祈願はしませんでしたが、妊娠中はずっと体に気をつけて無事出産できるよう願い続けてました」(34歳 子ども2人)と、神社にお参りする形はとらないけれど、赤ちゃんが無事生まれてくるようお願いする気持ちは同じです。

では、「安産祈願」に地域差はあるのでしょうか。結果は以下の通り、関東、東海、近畿、九州での「安産祈願をした(するつもり)」という方の多さが目立ちます。都道府県別に見ると、東京、千葉、埼玉、神奈川、愛知、大阪、京都、福岡といった大都市圏で「安産祈願」をする(したい)人が多いことがわかりました。「安産祈願」は都市部に多く見られる慣習と言えそうです。地域別の、安産祈願に訪れた(訪れたい)神社では、東北では鹽竈神社(しおがまじんじゃ・宮城県塩竃市)、関東では日本橋の水天宮、東海(愛知県)では鹽竈神社(しおがまじんじゃ・名古屋市)や大縣神社(犬山市)、近畿地方では中山寺(兵庫県宝塚市)、九州(福岡県)では宇美八幡宮(糟屋郡宇美町)がそれぞれ、特に多くの妊婦さんの人気を集めているようです。



グラフ2


3.「安産祈願」は、「戌の日」など習わしにこだわった?


1.の通り、98%の方が「妊娠5ヶ月の日に腹帯を巻いて安産祈願」する習わしについて知っていましたが、実際の「安座祈願」のお参りの日どりで、その習わしにこだわるという方は意外に少なく5割強でした。みなさん、習わし通りの安産祈願イコール安産と信じているわけではなく、「安産を願う気持ちが大事なのであって、つわりがひどいのに無理して出かけるものでもないと思う」(38歳 2児のママ)という実質的な考え方をされている方が多数派です。
また、体調がよくて出かけても、天気のいい休日の戌の日となると、神社によってはかなり混んでいることも。「11月の戌の日の休日、有名神社に行ったら七五三と重なって大混雑。待ち時間がきつかった」(31歳 1児のママ)、「炎天下に長蛇の列。それも妊婦本人が並ばないとならず、めまいがした」(32歳 2児のママ)などの感想も寄せられています。
安産祈願で有名な神社の方にお尋ねしたところ、<5ヶ月の戌の日に着帯する(腹帯を巻く)といい>というのが古くからの言い伝えで、戌の日に必ず神社にお参りすべき、ということではないようです。どちらにせよ、あくまで体調第一に、無理をしないでいい安産祈願の日を過ごしたいですね。



グラフ3


4.「安産祈願」のお参りの作法、正しく知ってた?


神社に行くのは初詣くらい、という方が多いかもしれません。いざ神聖な「安産祈願」! と出かけたところ、手水場(ちょうずば)でのお清めは・・・? かしわ手の打ち方は・・・? と迷うことも多いよう。このようなお参りの作法について「正しく知っている」と答えた方は2割足らずでした。

安産祈願については、ほかにもこんな困ったことがあったようです。
■お布施をいくらにしたらいいか相場がわからなかった(34歳 2児のママ)
■そのままお札を出してしまったが、周りの方はみんな包んでいて恥ずかしかった(33歳 1児のママ)

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざのとおり、「腹帯は自分で用意するのか、予約は必要なのかなど勝手がわからず電話で聞いた」(28歳 2児のママ)という方のように、事前にちょっと聞いたり調べたりしていくだけで、当日落ち着いてお参りできそうですね。



グラフ4


5.「腹帯」は使いましたか(使っていますか)?


では、妊娠中に腹帯を日常的に着用していた(している)方はどれくらいいるのでしょうか? 結果は、「着用していた(している)」方とそうでない方がほぼ半々でした。

実際、安産のために腹帯をした方がいいのかどうかは、見解が分かれるところです。
おなかが冷えないとか、おなかを腹帯で固定すると腰がラクと言われる一方、締めつけ過ぎると妊娠高血圧症候群の原因にもなると言われ、みなさんの回答からも「きつい感じがするがそれでいいのか分からなかった」「親には巻くように言われ、病院では巻くなと言われ困った」など、「何が本当?」と迷っているとの声が驚くほど多く寄せられました。

このように、巻き方に注意の必要な腹帯ですが、実際に腹帯の巻き方を知っていたという方はやはり、わずかに29%、初産の方(これから赤ちゃんが生まれる方)に限定すれば14%にしか過ぎませんでした。

■きちっと巻いてもだんだん下がってきたり、外出先で苦しくなってもその場ですぐに直せない(22歳 1児のママ)
■夏場はあせもができて困る!(34歳 2児のママ)
■洗うとシワになり伸ばすのが大変(42歳 妊娠4ヶ月)
などのご意見が目立ちました。巻き方を教わった後も、神社でいただくことが多いさらしの腹帯を使うにあたっては、みなさん苦労しているようです。

また、こんな失敗談も!
■トイレで腹帯が浸かりそうになったことが何度もある(33歳 1児のママ)
■腹帯の結び目が取れて、スカートのすそから出ていた(37歳 2児のママ)
■腹帯に神社でいただいたお札をはさんで巻いていたら、トイレで落とした(34歳 妊娠6ヶ月)
(以上はさらしの腹帯の話で、マジックテープ式や腹巻タイプを使ったという方が全体として多数派でした。)



グラフ5

 

 

今回のまとめ

今回のアンケートでは、「安産祈願、無事に生まれてくるようにと願うほかにも、子どもを授けてくれたことに感謝したいと思う」(30歳 2児のママ)/「お参りすることで、生まれてくる赤ちゃんへの気持ちを家族で確かめ合え、きずなを深められたと思う」(30歳 1児のママ)など、赤ちゃんを大切に思う愛情あふれるお答えが多数集まり、とてもあたたかい気持ちになりました。出産をひかえたママたちの安産を、心から応援したくなります。

そして今回改めて明らかになったのが「腹帯問題」(?!)

腹帯を巻く」ことについては現在多くの見解があり、「巻くべき派」の祖父母や親世代と、「締めつけすぎるのはよくない」とする現代の育児情報の間で、何が正しいのか確信がもてず迷う妊婦さんのようすが伝わってきました。結局のところ、腹帯に関して、これという正解はないの …

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