? 妊娠中に沐浴のコツを学ぼう! 沐浴体験会&育児講座|妊娠・出産・育児に関する総合情報サイト【ベビカム】

第27回 沐浴体験会&育児講座「育児講座レポート編」

2014年3月4日(火)開催  >>体験会レポート一覧はこちら

3月4日(火)、ベビカム主催の「沐浴体験会&育児講座」が開催されました。
ご参加いただいたのは、初めての出産をひかえた妊婦さんとそのご主人・お母さまたち、5組10名のみなさん。イベント前半の沐浴体験会では、熱心にメモをとったり積極的に助産師さんに質問したりと、活気あふれる雰囲気を作ってくださいました。
このレポートでは、会の後半に行われた「育児講座」のようすをご紹介します。
前半の沐浴体験会のようすはこちら>>>



ベビカムアドバイザーでもある聖母病院助産師の山本智美さんを囲んで、座談会形式で進められた育児講座。
「今回ご参加いただいてる皆さんに、事前にアンケートをさせていただいたところ、“不安”という言葉が目につきました。出産が不安、育児が不安…でも、不安を持つことは悪いことなんでしょうか?」という山本さんの問いかけで座談会はスタートしました。
「妊娠中に気持ちがザワザワ・モヤモヤした抑うつ状態になるのは、ある程度普通のこと。不安があっても大丈夫です。でも今日はその不安が少しでも軽くなるようにお話できればと思います。」


みなさんからの質問

痛みに鈍感なので、陣痛がわかるのか心配です

生まれるときは絶対わかります。でも痛みをあまり感じないとしたら、それはラッキーですね。病院に行くのはギリギリでも全然いいんです。周りはビックリするかもしれませんが…。
ただ、陣痛の痛みとお産の進み方は別物だと考えてください。子宮口の開き具合だけでなく、子宮の熟し方、赤ちゃんの下がり方によってお産の進み方が違います。
「私は三人目のとき間に合いませんでしたよ」(参加者のお母様)
万一病院に着く前に生まれてしまった場合でも、「救急車を呼ぶ」「生まれた時間を覚えておく」「赤ちゃんのからだをふいて抱っこ」という3つを覚えておけば大丈夫です。


陣痛はとにかく痛いと聞くので怖いです

陣痛の「陣」は「いざ出陣」。赤ちゃんが生まれてくる合図です。合図を出すのは赤ちゃん自身。赤ちゃんが「今から生まれるよ!」とスイッチを押すことによって、ホルモンが出てお母さんのからだに陣痛が始まるのです。
陣痛は確かに痛いものですが、でもなかなか陣痛がこなかったらどうでしょう? 予定日を過ぎて、次々に周囲の妊婦さんが出産し、「まだ生まれないの?」と聞かれたりしら、焦りますよね。そんなとき陣痛がきたら「やっと来た! 嬉しい!」と感じるのではないでしょうか。
陣痛は赤ちゃんがやってくる合図、嬉しいものだと考えると、不安が少し減りますよね。


陣痛の強さやお産の進み方は遺伝する?

よく「母親が安産だったから娘も安産」「母乳で育てられたから娘も母乳で」という話を聞きますが、必ずしもそんなことはありません。体質や体型など、似てるところはあるかもしれませんが、親は親、子どもは子ども。そういう「母親の呪い」をかけたり、かけられたりしないほうが良いですね(笑)。


帝王切開の予定ですが、産んだ実感が湧くのでしょうか?

帝王切開でも、通常のお産と同じように胎盤が出ると、女性はお母さんに切り替わります。母乳が出るようになり、吸わせることで愛情のスイッチが入るのです。この時期のママは、赤ちゃんを守り育てることで精一杯なので、ほかのことは最低限のことしかできなくなると言われています。簡単な計算などができなくなったりします。
また、予定ではなく、緊急に帝王切開になる可能性は皆さんにもあります。そんなとき、ママはまず冷静に判断できるような状況にはありませんので、パートナーであるご主人がしっかりと手術の説明を聞いて理解するようにしてください。


カンガルーケアについて教えてください

「早期母子接触」と言われるものについては、リスクとメリットがあります。メリットは、生まれてすぐ赤ちゃんとママの肌を触れ合わせることで安心感を与えたり、ママの肌の雑菌が赤ちゃんにつくことで感染予防になると言われています。リスクは、まれに接触している状態で呼吸を止めてしまう赤ちゃんがいること。安全管理の整った病院でないと行うことはできませんので、病院からの説明をきちんと聞いてから行うようにしてください。
妊娠後期の気がかり解消Q&A Q12.カンガルーケアについて>>>

「早期母子接触」ができない場合でも、パパにはぜひやってほしいことがひとつあります。それは生まれてから30分以内の「パパPR」。赤ちゃんは全身の皮膚センサーがとっても敏感なので、しっかり抱っこして、30cmぐらいのところで目を合わせて「パパだよー」と話しかけてあげてください。
おじいちゃんおばあちゃんが抱っこしたがるかもしれませんが、そこはちょっと待っていただきましょうね(笑)。


里帰りで病院が変わるのですが…

お産のとき、実際に現場に長くいるのは助産師や看護師です。医師との相性も気になるところだと思いますが、まずは助産師に会ってみて、信頼できそうな人を見つけると良いと思います。


やっぱり母乳で育てたほうがいいのでしょうか?

母乳には免疫が含まれたり、母体の回復を早めたり、経済的にも助かるといったメリットがあります。
絶対母乳で!と考えているのであれば、最初は出なくても何度も吸わせたりして、頑張る必要があります。強い意思があれば、そのつらい時期も乗り越えられる方が多いのですが、どうしても母乳が思うように出ない場合は、こだわりが逆に自分を追い込むようなことにもなりかねません。
おっぱいはミルクに代えることはできますが、お母さんには代わりはいません。
母乳にこだわりすぎないようにしたいですね。


双子でしかも産後は海外で子育て。情報がなくて不安です。

具体的にどんなことが困るのかさえイメージできない部分もありますよね。
「娘が大変になることは目に見えているのですが、私がちょくちょく出向いて手伝ってあげられないのがつらいですね」(参加者のお母様)
海外だからこそ、日本人同士のコミュニティや情報ルートなどが便りになることもあると思います。何か困ったときはひとりで頑張りすぎず、誰か味方になってくれる人を見つけましょう。不安な気持ちがよくわかる分、きっと力になってくれるのではないでしょうか。


産後の生活がどんなふうになるのか想像できません

産後2~3ヶ月で、「産後うつ」になるママは全体の約15%いると言われています。
どんな人がなりやすいのかというと、「SOSが出来ない人」です。
SOSの練習と思って、お産で入院しているとき、ナースコールを押してみましょう。夫以外の人に迷わず頼る練習だと思って、やってみてください。
今はいろいろなサポートがあります。ネットの情報や、電話相談や新生児訪問などもあります。夜にも見てくれる小児科医を妊娠中から探しておいたり、信頼できる助産師を見つけておくのもいざというとき心強いものです。
さまざまな育児支援があるということは、子育ては夫婦ふたりだけではできないということ。
お母さんたちの世代との子育ての仕方は、変わった点もありますが、お母さんのアドバイスや昔からの言い伝えなどは、とりあえず一回やってみては? シャットアウトせず、聞き入れてやってみる心のゆとりが大切ですよ。


パパは何をしたら良いのでしょうか?

家事や育児の手伝いは、普段やらないことを急にやる必要はありません。いつものママのやり方と違ったらかえってイライラしますよね。継続してやってもらいたいのであれば、ママはどうしてほしいかきちんと伝える必要があります。
それよりまずパパにやってほしいのは、ママの話を聞くこと。出産後のママは、社会から離れて一日中赤ちゃんと二人きり。ご主人だけが社会との窓口なのです。仕事から帰って疲れてきて大変でしょうが、ママの話をちゃんと聞いて、もし聞いていなくても、ちゃんとあいづちを打ってあげてくださいね。
そして30分でもいいからママを育児から解放してあげること。ちょっと出かけたい、とママが言ったときに「行ってこいよ」と言ってあげられるよう、普段から抱っこ・ミルク・おむつぐらいの赤ちゃんのお世話ができると、ママも安心して預けることができ、ちょっと育児から離れてほっと一息つくことができるのです。
また、パパの役目は生まれてすぐの頃だけでなく、もう少し大きくなってからが本当の出番。子どもに社会性を教えていくのはパパの大切な役割です。パパならではの視点と立ち位置で、お子さんをしっかり見守ってあげてください。




最後に山本さんから、「今しかできないことを楽しんで! 赤ちゃんが生まれたら、夫婦で出かけることなどはできなくなります。夫婦の時間を大切にしてくださいね。」とお話があり、座談会は終了。
参加5組のうち、2組は妊婦さんとそのお母さまだったこともあり、お母さまご自身の経験などもお話いただき、一同興味深く聞かせていただきました。また、参加者の中には双子ちゃん妊娠中の方や、帝王切開予定の方など、ケースバイケースのご相談もあり、話題も多岐にわたった盛りだくさんの育児講座となりました。
皆様の安産を心よりお祈りいたします!

参加してくださったみなさん