第25回 沐浴体験会&育児講座「育児講座レポート編」

2013年6月25日(火)開催  >>体験会レポート一覧はこちら

6月25日(火)にベビカム主催の「沐浴体験会&育児講座」が開催されました。ご参加いただいたのは、初めての出産をひかえた妊娠6~8ヶ月の妊婦さんと、そのご主人・お母さまの3組6名のみなさん。
今回は、会の後半に行われた「育児講座」のようすをご紹介します。
前半の沐浴体験会のようすはこちら>>>



聖母病院助産師の高橋有美さんを囲んで、まずはお産のときにも役立つリラックス方法「深呼吸」を皆さんでやってみることに。姿勢よくイスに座り、鼻から息を吸って、胸にたくさんためてから、ゆっくりろうそくを吹き消すようにふーっと口から息を吐きます。全員で、何度か深呼吸を繰り返すと、座談会前には少し緊張が漂っていたみなさんにも笑顔が。

「お産のときは口だけでハッハッと息をしてしまい、過呼吸などになってしまうことがあります。鼻から吸うことを意識の片隅に置いておくといざというとき役に立ちますよ」と高橋さん。

「みなさん、いまお産に対して不安はありますか? 今回の沐浴体験のように、あらかじめ少しでも知識を入れておくことで、不安を取り除くことができます。今日はそのお手伝いができるよう、お話ができればと思います。」


妊娠に関する質問

足の付け根が片方だけ痛みます

鼠径部(そけいぶ)が痛むという妊婦さんは多いです。お母さんのからだに負担がかかることで、子宮を支える靭帯が緊張して痛みを感じるのです。片方だけ、というのはもしかしたら歩き方が偏っていたり、おなかの赤ちゃんの位置が偏っているのかもしれません。
「左側に赤ちゃんがいる感じはあります」
では、寝るときに反対側を下にして、横向きに寝てみましょう。赤ちゃんが真ん中に戻ることで、足の痛みが軽減されるかもしれません。


足のむくみが気になります。何に気をつければ?

寝るときに、足をあげてみると良いですね。もし、ベッドや布団が壁ぎわにつけてあるなら、腰からえいっと足を持ち上げて壁に寄りかからせてみたり。
あと、ダンナさんの協力が得られるなら、マッサージしてもらうのも良いでしょう。これから臨月にかけて、むくみだけでなく、足がつったりこむらがえりを起こしたりすることも増えてきますよ。
「着圧ソックスをはいています」
いいですね、着圧ソックス。産後のむくみにも効くので持っているといいかもしれません。


せっかくの産休、いろいろ動いて楽しみたいですが、おなかの張りも気になります

お腹の張りには、生理的な張り危険な張りがあります。
生理的な張りは、膀胱におしっこがたまっているときや、からだを動かしすぎたときに起こります。少し横になったり、トイレに行って張りがおさまるようなら問題ありません。
また、ストレスでおなかが張ることもあります。怒っているときに出るホルモンのせいでおなかが張るんですね。仕事やご主人とのケンカなど、ストレスになるようなことは避けましょう。

危険な張りというのは、10分ぐらいの間隔で1時間に5~6回おなかが強く張るような場合です。そのまま早期のお産に向かってしまいかねませんので、病院で受診してください。

今しか思うように遊べない!という気持ちもわかります。ガマンするストレスと、からだにかかる負担とのバランスをうまくとっていけると良いですね。
妊娠中から、ポジティブな情報や、いいもの・いい音楽など、自分にとって気持ちよいと思うものを取り入れましょう。クラシックよりロックが好き!というママは、それでも良いんです。でも不思議なもので、出産に向けて、今まで興味がなかった静かで落ち着いた音楽が好きになったり、ということもあるようです。


出産に関する質問

里帰り先の病院の方針がよくわかりません

お産に関する方針は病院によってさまざまですので、事前にきちんと知って納得した上でお産に臨まれるべきですが…。
「実家の近くでほかに病院がなく、ホームページもないので電話で問い合わせるのですが、先生じゃないとお答えできません、と言われて教えてもらえません。あまり何度もかけても面倒な妊婦と思われそうで…」
それは心配ですね。でも、電話担当の方が安易に対応するとトラブルにもなりかねないので、直接先生と、という病院の方針なのかもしれませんね。会陰切開やバースプランのことなど、込み入った大切な話は、やはり直接病院に行って聞くのが一番確実です。聞きたいことをしっかりメモして、ぜひ一度行かれることをおすすめします。


出産のとき、パパは何をしたら?

みなさん、間に合えば立会い予定なんですね。
陣痛で苦しんでいる奥さんに、なんて声をかけてあげますか?
「ガンバレ、とかですかね…」
「そのときになってみないとわからないですね」

一方、ママたちは
「冗談を言ってなごませてほしい」
「もうちょっとだよ、とか励ましてほしい」
「主人の周りにいるパパさんたちは、陣痛を待っている時間は長いから、ゲームを持っていったほうがいい、なんて言うんですよ。それはちょっと…」
(一同、スタッフも含め驚き!)
陣痛のとき、ご主人たちはそれまで見たことのない、妻が苦しむ姿を見ることになります。もし、かけてあげる言葉がみつからなくても、そばについていてあげてください。ゲームなんてもってのほか。
私が勤務する病院でも、何をしたらいいかわからないご主人が、奥様の苦しむ姿にすっかり引いてしまっていたことがあります。そんなご主人に助産師が声をかけ、奥さんが楽になる体勢に手を貸すようにしてなんとか無事出産できたのですが、産後ご主人はすっかり自信をつけ、奥さんはご主人に感謝していました。
お産は二人でするもの、という気持ちで乗り越えてください!


育児に関する質問

出産よりも、育児がちゃんとできるのか不安です

出産したあとの、実際に赤ちゃんがいる生活を具体的に想像してみましょう。
たとえば産後すぐの時期、お買い物をどうするかもう考えていますか?
「ネットスーパーをいくつか検討しています」
「ダンナさんに買いに行ってもらうしかないですね」
「正直まだそこまで考えていなかったです」

産後1ヶ月ぐらいは、産婦さんは出血が続きます。ご主人たちは、奥様に頼まれたらナプキンを買いにいけますか?
(う…と言葉につまる男性陣)
1ヶ月の赤ちゃんを連れてママがお買い物に行くことは、かなり無理があります。そういったことを前もって二人で考えて決めておくことで、産後慌てなくて済みますよ。

緊急の場合に、時間外でも診てもらえる病院なども、妊娠中にチェック!
安定した環境を作ることで、赤ちゃんに集中して、ゆったりと愛情を注ぐことができますよ。


いつかスタートする離乳食。ちゃんと作れるか心配です

時間のある妊娠中の今こそ、いろんな食材に触れておきましょう。栄養や食べ方など、今から離乳食を意識しながら食べ物に触れておけば、いざ離乳食を始めるからといって、急に困ることはありません。
離乳食の栄養について考えることは、妊婦さん自身の食生活や、ご主人のメタボ予防など、家族の健康を考えることにつながります。少しずつ意識しておけば、きっと役に立ちますよ。


参加してくださったみなさん

◆岩下さんご夫妻
今日をきっかけに、産後の一日の生活リズムをシミュレーションしたり、二人でいっしょにいろいろ考えてみたいと思います。



◆大脇さんご夫妻
沐浴は想像していたのと、実際にやってみるのとは大違いだったので、やってみて良かったです。



◆田原さん親子
たくさんの質問にも丁寧に答えていただき、体験もできたので、これからの自信につながりました。



◆聖母病院助産師 (左から)岡さん・高橋さん・赤井さん
普段勤務で接するのは圧倒的に産婦さん。今回、私たちも妊婦さんと直接お話ができて勉強になりました!