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お盆の旅行前にチェック「エコノミークラス症候群」予防のポイント

お盆休みは長期休暇を利用して飛行機での海外旅行や長距離の車移動など、旅行に行く人も多い時期。長時間移動で注意したいのが「エコノミークラス症候群(旅行者血栓症)」。水分補給や足の運動など、予防のポイントをまとめました。

2018-08-10更新

エコノミークラス症候群の予防法

最悪死亡する場合もある「エコノミークラス症候群(旅行者血栓症)」

エコノミークラス症候群とは、狭い場所に長時間座っていた人が立ち上がった直後に倒れてしまう病気です。

足を動かさずに長時間同じ姿勢でいると、足の静脈に血の塊(血栓)ができます。その状態で席を立ち歩き出すと、足の静脈の血液が勢いよく流れ、血栓が血流にのり、肺の血管をつまらせる「急性肺血栓塞栓症」などを引き起こします。呼吸困難、胸痛、動悸などの症状をともない、死亡するケースもあります

飛行機のエコノミークラスの乗客が到着後に死亡する事故が相次いだため、「エコノミークラス症候群」という名前で知られるようになりましたが、ビジネスクラス以上の乗客はもちろん、飛行機以外に電車や車などでも、同じ姿勢のまま長時間動かないと発症の危険があります。そのため、「旅行者血栓症」とも呼ばれています。

エコノミークラス症候群を予防するポイント

エコノミークラス症候群の予防には、ベルトをゆるめる・靴を脱ぐなどゆったりとした姿勢を心がけること、水分補給(2時間で200mlが目安)、足の運動とマッサージが効果的です。

特に座席に座っている間も意識的に足の筋肉を動かすことにより、静脈から心臓に血液を戻りやすくし、血流が滞ることを防ぐことができます。長時間移動の際は、1時間に1回、以下のような足の運動やマッサージをしましょう。

・足の指を動かす
くつをぬいだまま、足の指で「グー」をつくり、次に「パー」にして、足の指を開きます。何度かくり返します。
・足首をまわす
足首をくるくるまわします。床に足をつけた状態でも、片膝を両手でかかえた状態でもかまいません。左右交互に。
・ふくらはぎのマッサージ
ふくらはぎを軽くマッサージします。両足を交互に行います。
・かかと、つま先の上下運動
床にかかとをつけたまま、つま先の上げ下げをします。両足いっしょでも、片方ずつでもどちらでも。逆に、つま先を床につけ、かかとを上げ下げします。

妊娠中はエコノミークラス症候群になりやすいので要注意!

一般的に、静脈に血栓ができる原因として、以下の3つの条件が関係していることが知られています。

1.静脈の血管が傷ついた
カテーテル検査・手術などで血管の中に点滴や輸血の管を長時間入れていた場合など
2.静脈の血液の流れが悪い
病気で長期の安静が必要となったり、脳卒中後のまひで足が動かなくなったりした場合など
3.血液が固まりやすい体質
生まれつき血液を固める仕組みに障害のある病気である場合、悪性腫瘍を患った場合など

「2」については、大きな子宮筋腫や卵巣腫瘍がある場合や、妊娠中は腹部の大きな静脈が圧迫されて血の流れが悪くなるため、エコノミークラス症候群になるリスクが上がります

そのほか、以下のような人は十分な注意が必要です。あらかじめ医師に相談しましょう。

・下肢静脈瘤がある
・腹部や足の手術を最近受けた。もしくは足の外傷や骨折をした
・ピルやステロイド剤を内服中
・以前、血栓ができたことがある
・肥満気味
・50歳以上の女性

暑い夏は脱水症状から血液がドロドロになって血栓ができやすいシーズン。お盆の旅行を楽しい思い出にするためにも、水分補給や足の運動などでエコノミークラス症候群の予防に努めましょう。

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