便秘のとき(べんぴのとき)

朝や日中に水分を多めに与える

　朝の空腹時に水やミルク、牛乳を与えると腸への刺激ばかりでなく、水分補給にもなります。水分不足による便秘もあるので、水分は十分に与えます。
　それと同時に、サツマイモ、豆類、タマネギやホウレンソウなどの野菜、海藻、ヨーグルトなどをまめに使って、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖を十分にとり、適量の油も使います。

甘みがあって食べやすさ抜群
おさつとリンゴのヨーグルト煮（離乳完了期から）

図「おさつとリンゴのヨーグルト煮」
①サツマイモ40ｇの薄切りと、リンゴ50ｇの薄切り、オリゴ糖大さじ1／2を鍋に入れ、水をひたひたに注いで煮る。②オリゴ糖を少量加えたプレーンヨーグルトをかける。

ヨーグルトソースで整腸をうながす
ホウレンソウのサラダ（離乳完了期から）

①ホウレンソウ1株と皮をむいたニンジン1cmをゆでて、細かく刻み、バター小さじ1でソテーする。②マヨネーズ・プレーンヨーグルト各大さじ1、オリゴ糖少量を合わせ、①を和える。

豆類は食べやすい大豆製品で
納豆のバター炒め（離乳中期から）

図「納豆のバター炒め」
①ひきわり納豆・すりおろしたニンジン各大さじ2、すりおろしたダイコン大さじ1をバター小さじ1／2で炒める。②しょうゆ少量で調味する。
＊野菜を加えることで食物繊維量をふやす。

油脂には便をゆるめるはたらきが
ヒジキの炒め煮（離乳後期から）

①ヒジキ少量はもどして細かく切る。シラタキ少量はゆでて切り、油揚げ1／6枚とニンジン薄切り2枚はせん切りにする。②サラダ油小さじ2で炒め、水100cc、砂糖・しょうゆ各少量で煮る。

おやつでも食物繊維を摂取
フルーツみつ豆（離乳完了期から）

図「フルーツみつ豆」
①寒天2ｇは水90ccといっしょに鍋に入れて煮とかす。容器に移して冷蔵庫でかため、サイコロ状に切る。②①と缶詰の赤エンドウ豆・プルーン各10ｇ、缶詰のミカンやモモ、チェリーなど、好みの果物適量を合わせ、シロップをかけて冷やす。