働くママの体験談

じゅりっぺさんの場合

働く先輩ママのプロフィール
兵庫県在住。36歳。小児科の看護師。夫39歳、娘小学4年生(25歳で出産)、息子11ケ月(35歳で出産)の4人家族。
20歳で看護師の免許を習得後、都内大病院で3年3交代で勤務。
その後関西へ引っ越し、中規模病院にて3年2交代で勤務。
結婚し出産。育児休業取得中に夫の転勤で関東へ引っ越し。引っ越してすぐ転居先の近くの診療所で3年間勤務。その後関西へ転居し診療所で現在勤務中。今年出産し、現在育児休業を取得。この冬復帰しました。

お仕事復帰までの道のり

娘の場合

娘が10ケ月のとき、近所で開業する診療所がオープニングスタッフを募集していたので、だめもとで応募したら採用されました。
住まいから電車で1時間のところに義母が住んでいたので、毎朝義母が来てくれて子どもをみてくれました。
しかし、距離があり大変なので2歳になったときに保育園に申し込み、認可保育園に入れました。しかし土曜の保育が午前だけで私は土曜午後も勤務があったため、土曜午後は無認可の24時間保育園に預けていました。認可保育園の1ケ月保育費と無認可の土曜午後4回だけの保育費が同額で納得いかず、気持ち的に辛かったです。 病気のときの預け先がなく、休めないため職場に連れて行き柵のついたベッドに寝かせて働いたこともしばしばありました。

息子の場合

出産前から働いている小児科クリニックに育児休業取得後復帰しました。
職場内にスタッフ用保育園と病児保育があるため、保育所探しに苦労することもなく復帰できました。大変なのは毎日の通勤で満員電車に赤ちゃんを連れて7時すぎに乗らなければならないことです。病児保育があるので子どもが病気でも休めず、調子の悪いぐずる子と電車に乗るのはとても大変です。

現在の職場環境について教えてください

現在の仕事は小児科クリニックの看護師です。夜勤はありませんが終業が19時半くらいになるので帰宅が21時前になることも多いです。育児休業は最大1年とれます。パートさんが育児休業であいた穴うめをしてくださり助かりました。職場のスタッフのほとんどが子持ちの母なので理解があります。現在も他に育児休業中の職員が2人います。社員は無理ですが、パートさんは勤務日数や午後を減らすなど、希望にできるだけ対応してもらえます。

勤務時間

8:00-19:30(昼休みが長い)

残業の有無

有り

仕事と育児の両立で心がけていることを教えてください

食事は生活の楽しみの一部なので、特に夕食はきちんとしたものを作るようにしています。夕食は家族みんなで食べます。学校行事は有給休暇をあてて必ず行くようにしています。仕事が休みの週末はアウトドアをするなど家族で過ごすようにしています。

仕事と育児の両立で困っていること、悩んでいることはありますか。

朝早く夜遅いので食材の買い物にいけない・・・。コープの宅配で食材を運んでもらっています。朝起きてから出かけるまでの間にするお弁当作りにじっくり時間がとれない。「朝作らないお弁当」という本を最近買いました。週末や前日仕込み、朝は温めたり詰めたりで、というふうに時間をうまく使う努力をしいています。時間に追われ、じっくり子どもに向き合う時間がないことが多い。特に平日は早く早くと・・・せかせかしている自分が嫌。掃除は週末にとあきらめ半分でやっています。

もっと社会がこうなればいいのに!と思うことは?

現在の公立保育園はすべて平日昼間働く人にやさしい保育園になっていると思います。
現在、私の住む市の保育所はほとんど平日7時~19時が保育時間となっています。(18時以降は延長料金加算)この勤務時間にあわない人は預けることができません。土日祝や夜間も働いている人はたくさんいるのに、そういう人対応の保育園が自治体運営されていないのが不思議です。

ファミリーサポートセンターなどをお迎えだけ利用するという手もありますが、1時間何百円もかかるので1ケ月毎日利用すると何万もかかるし、とても払えません。結局私も近所の保育所に入れたくても、お迎えに間に合わないので、職場の託児を利用するしかありません。職場の託児は預かってもらえる良さはありますが、就学前などの子が1人だけであとは赤ちゃんというようなかわいそうな(同年代と遊ばせてあげたい)状況に娘のときもなっていました。
横道にそれますが、夜勤中の託児のある病院は多いですが、夜勤を終えたら連れて帰らなくてはなりません。お母さんが昼間仮眠をとる時間は子どもは夜寝ているのでとっても元気です。子どもが起きていたら夜勤をしたお母さんは眠れません。自治体はこういうお母さんの子どもも昼間預かってあげたらいいと思います。自治体の保育園は保護者が働いている間だけ預かりますというのがほとんどなので、この場で言いたいです。困っている人はたくさんいるはずです。

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