働くママの体験談

たけももさんの場合

働く先輩ママのプロフィール
主人(32歳)、長男(5歳)、長女(3歳)の4人で暮らしています。
上の子を25歳、下の子を28歳で出産。会社同期100人のなかで出産第1号でした!

お仕事復帰までの道のりと職場の環境

●仕事・・・総合職女性が出産することが珍しく、毎日のように人事部に制度について確認し、無事に産休・育休を取得し、元の会社へ復帰。主人が同じ会社、しかも同じフロアにいるため、上司とのコミュニケーションの架け橋になってくれたことが復帰のモチベーションを高めてくれました。

●保育園探し・・・区内で1番といわれる激戦区に在住。上の子が生後6ヶ月の頃から、保育園見学を開始。認可保育園に申し込み、家から1番近いところは落選。毎日、自転車で10分ほどの保育園へ通ってます。

●家族の理解・・・主人は、家のローン返済が落ち着くまでは共働きをしてほしいとの意見。しかし、主人の母は、昔ながらの「保育園に預けるのは可哀相」との考えで反対気味・・・。そこで、保育園見学に一緒に参加し、保育園へのプラスイメージをもってもらい、今では保育園のおかげで子どもたちに色々な成長がみられると賛同してくれています。

仕事と育児の両立で心がけていることは?

自分のなかで、揺らがない優先順位を決めること。 「家庭」なのか、「仕事」なのか、とても難しい問題です。私の場合、「家庭」と決めています。ただ、それは「仕事」を中途半端にしていいことではありません。
子どもが病気の時は、迷わず休みます。以前、「仕事」を優先することもありました。しかし、40度近い熱を出している子どもを親に預けて仕事にいったとき、会社で涙を流したことがありました。結局、心配で仕事に集中できず、子どもと会社に対する罪悪感でいっぱいになったのです。それ以降、自分のなかで優先順位は「家庭」なのだと心に決め、子どもが病気のときは極力私が休むようにしています。
ただ、急に休むことで会社の方に迷惑がかからないよう、普段から周りのコミュニケーションを密にとるよう心がけています。

<勤務時間>

7時間

<残業の有無>

無し

仕事と育児の両立で困っていること、悩んでいることは?

1番の悩みは、学童保育です。
保育園に入るのも大変でしたが、それ以上に学童問題は大変だと日々感じています。長期休みの間、学童保育は朝9時から夜5時まで。実家が遠いため、長期休みの朝晩を頼ることはできません。
かといって、子どもに鍵を預けることもしたくなく、そうとなると、母親の勤務時間を学童に合わせる必要があります。しかし、そうなると、今の職場ではフレックス制がなく、続けていく自信もありません。
途方にくれているところです。幸い、近所に民営の学童サポートクラブが設立され、そちらへ預ければ朝8時~夜7時までみてくれるので勤務時間に支障はありませんが、金額が、区立学童の10倍以上!
この格差をなんとか埋めてくれないものかと思い、学童保育時の区の助成・会社の助成を提案したいと思っています。

仕事や育児の両立のために妊娠中や妊娠前にやっておけばよかったと思うことは?

資格を取得しておけばよかったと思います。
子どもがうまれると、通勤に時間がかかることがネックになることが多々あります。近所に転職したいとしても、「営業」というキャリアだけでは、「短時間勤務」希望としたとき、狭き門となります。
育児と仕事の両立が可能な資格を取得し、幅の広い人間になっておけばよかったと思います。
あと、実家の近くに引越しておくべきでした。やっぱり頼りになるのは、主人よりも自分の親!子どもを産んでから実感しました。

もっと社会がこうなればいいのに!と思うことは?

「保育園の待機児童」について、ニュースでよく耳にしますが、「学童保育と仕事の両立」についても、もっと社会で取り上げて欲しい!!
同級生のママは皆、困っています。民営の学童サポートは、そこをビジネスとして高い料金をとりますが、もっと現実と照らし合わせた学童制度の改革を行政として取り組んで欲しいです。このままでは、小学校入学で退職を余儀なくされるママは増える一方だと思います。

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