働くママの体験談
(キャリアコンサルタント)

ボルダーさんの場合

働く先輩ママのプロフィール
広島県在住の37歳。一般企業で10年間勤務したのち、資格を取得して「キャリアコンサルタント」の仕事をスタート。独立した1年後に妊娠出産、産後4ヶ月で仕事を再開しました。家族は、主人とレゴが大好きな長男(3歳8ヶ月)の3人家族。現在2人目を妊娠中で、予定日は2009年1月です。

お仕事復帰までの道のり

自営業なので産休育休はありませんが、仕事量を調節して妊娠8ヶ月目にお休みに入り、出産後は私自身の体調や子どもの状態を見つつ産後4ヶ月目からゆっくり仕事を増やしていきました。「キャリアコンサルタントの仕事を生涯続けていく」ということが結婚の前提だったので、主人も家事育児に全面的に協力してくれています。主人も経営コンサルタントなので、家のことだけではなく、仕事の面でもよき理解者です。

仕事中、お子さんはどこに預けてる?

現在の預け先

幼稚園

私も主人も会社に勤めているわけではないので、息子は保育園ではなく幼稚園に預けて、送り迎えなどは夫婦交替で担当しています。今の幼稚園は預かり保育も実施しているので、今後イザというときに利用してみたいですね。

2人目が生まれたら、早い時期に保育園に入れて働き始めようと思っています。でも私の仕事の性質上、急なお迎えに対応できないので、結局は主人に任せてしまう可能性があって…。このことを考慮して、保育園に預けるかどうか決めるつもりです。

現在のお仕事と職場環境は?

勤務時間

週3日/時間は3~6時間 ※最短で1時間、最長で7時間

キャリアコンサルタントとして、若者向けの就職相談や、高校生から一般の方を対象にした就職支援セミナー(自己分析の仕方や面接試験対策など)、ビジネスマナー講座やコミュニケーション能力アップの研修講師などを行っています。仕事は行政や自治体、学校関係から直で依頼がくるので、自分で営業に行くことはありません。依頼があれば仕事内容、勤務場所、日程などを考えて受託をし、条件が合わなければ断るというスタンスでやっています。

県外へ赴くこともありますが、泊まりの仕事はありません。これ以上働くと、私が不在のときに息子のお世話をしてくれている主人の仕事にも支障をきたしますし、自分自身のカリキュラム予習ができないので、今のペースは崩さないようにしています。

この仕事は一度引き受けると断ることができません。子どもが熱を出したという理由くらいで休むわけにはいかないので、徹底した自己管理が必要ですね。子どものウィルス性腸炎が移って高熱が出たときは、点滴を打って講義をしたこともあります。また、母乳育児だったので休憩中にタクシーで家に戻って授乳をしていた頃は、莫大な交通費がかかってましたね…。子どもが2歳になるまでは、働けば働くだけ生活が苦しかったような気がします。

仕事と育児の両立でこころがけていることは?

子どもといる時間を大切にしています。講義の仕事では予習が大切ですが、子どもといっしょのときにテキストを開くことはありません。また、約束は守るようにしています。「今日は帰ったら絵本を読んであげる」と言ったら、子どもは10冊(!)くらい絵本を用意して待っていることも。でも約束は約束なので読んであげます。ただ、疲れていたら率直に「今日はお仕事で疲れてるんだ」と、きちんと伝えています。

以前は子どもがいて働くことに、周りから「子どもがかわいそう」という心ない言葉を投げかけられたこともあります。でも、正々堂々と働いていれば子どもは親の姿を見てまっすぐ育ってくれると信じているので、仕事を始めようか悩んでいるママは、勇気をもって初めの一歩を踏み出してみてほしいですね。

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