※2017年1月31日時点の情報です

お医者さんに聞いてみました!
クルマの中でもアレルゲン対策や予防は必要なの?

春が近づいてくるにつれて気になるのが花粉症。毎年、花粉症に悩まされているママも多いのでは? そこで今回は、花粉症などをはじめとするアレルギーの原因である“アレルゲン”がクルマの中にも潜んでいるのか、車内でのアレルゲン対策や予防はあるのか、愛育クリニック小児科の渋谷先生に聞いてみました。ママ自身はもちろん、赤ちゃんやお子さんをアレルゲンから守るためにも必見です!


アレルゲンについてお話しを聞いた先生はこの方!

愛育クリニック小児科部長・アレルギー専門医/渋谷紀子先生
東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院小児科、愛育病院小児科などに勤務したのち、カナダのトロントに研究留学。帰国後は東大病院、山王病院、NTT東日本関東病院小児科などを経て現職。日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。四女の母でもある。監修した『はじめてママ&パパの0~6才 病気とホームケア』(主婦の友社)では、新米ママやパパのために、最新の病気について分かりやすく解説している。


そもそもアレルギーの原因、アレルゲンっていったい何ですか?

もともと人間は、体の中に入った異物を排除しようという免疫反応を、体を守るための防御手段として持っていますが、この免疫反応が過剰に働いてしまうのがアレルギーです。アレルゲンは、生活環境中に存在する物質(主としてタンパク質)で、健康な人には何ら作用しないのに、アレルギー体質をもった特定の人にだけ、アレルギー反応を誘発するものです。

大きく分類すると、食物アレルゲンと吸入アレルゲンに分けられます。

食物アレルゲンは文字通り、食物アレルギーを引き起こすもので、小児では卵、牛乳、小麦などが原因アレルゲンとなる頻度が高く、成人では甲殻類やソバ、ナッツなどが主となります。最近ではイクラなどの魚卵や果物が新たに食物アレルゲンとして注目されています。
吸入アレルゲンはダニやハウスダスト、ペットの毛やカビ、花粉などで、空気中に舞って、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、花粉症などのアレルギー疾患発症の原因となります。中でもダニは、小児のアレルギー疾患で原因となることが非常に多く、その死骸やフンにも強いアレルギー性があることが知られています。


なるほど。と、いうことは、

クルマの中には吸入アレルゲンが潜んでいたりするということですか?

生活環境中には、アレルギーを発症させたり悪化させたりするアレルゲンや刺激物質が多数存在します。まず、「室内のアレルゲン」として、ダニやハウスダスト、ペット、カビなどがあります。ダニは、高温、多湿、さらに、人の毛やフケなどのエサが豊富にある環境で最も盛んに発育します。カビもまた、高い湿度を好みます。そして、「室外のアレルゲン」であるはずのスギなどの花粉も、室内に持ち込むことにより、アレルギー症状の原因となります。

外出着のまま乗るクルマの車内は、こういった室外アレルゲンにも、より注意が必要となります。また、車内で食事をすることによる食べこぼしも、ダニやカビの発生の原因になることがあります。もちろん、ペットと一緒にクルマに乗るなら、ペットの毛などにも注意が必要です。


車内のアレルゲン対策や予防、普段から出来ることがあれば教えてください!

アレルギー疾患は、遺伝要因と環境要因の双方が作用して発症すると考えられています。原因アレルゲンを少しでも減らす環境整備をすることが、発症や悪化の予防として効果的です。

クルマの車内は閉鎖された空間なので、適切に換気をしないと、ダニやカビの好む高温多湿の環境になりがちです。一定時間ごとに空気を入れ替えるようにしましょう。シートなどの清掃も定期的に行うことが勧められます。食べこぼしやペットの毛は念入りに取り除くよう注意します。

車内に置くぬいぐるみなども、こまめに洗うようにするか、拭き取りできる素材のものにすると良いでしょう。特にスギ花粉の季節は、クルマに乗る前にコートなどの上着をよく払って花粉を落とすようにします。エアコンのフィルターはダニやカビがたまると逆にアレルゲンを室内にまいてしまうことも考えられるので、常に注意して掃除する必要があります。

また、アレルゲンではありませんが、アレルギーに悪影響を及ぼすことがわかっている重要な刺激物としてタバコの煙があります。アレルギー対策を心がけるなら、子どもがいる車内では禁煙しましょう。

渋谷先生、ありがとうございます!アレルギー疾患は遺伝と環境、両方の要因があると発症するかもしれないということなので、症状を誘発させない対策と予防がカギを握りますね。


ベビカムおすすめのN-BOXは、アレルゲン対策まで考えているクルマ!​

N-BOXのアレルゲン対策①

 

エアコンが​花粉やホコリが入るのをしっかり防ぐ!

N-BOXのエアコンには「アレルフリー高性能脱臭フィルター」がついていて、アレルゲンをほぼシャットアウトしてくれます。このフィルター、クルマの室内のスギ花粉やホコリなどのほか、アレルギー性疾患を引き起こすアレルゲンを、なんと5分以内に半減するとのこと。さらに、15分でアレルゲンをほぼ捕獲、フィルター内部で処理してくれるのです。また、このエアコンはプラズマクラスター技術搭載なので、空気浄化や脱臭までしてくれる優れものです!​

*シャープ株式会社のプラズマクラスター技術を搭載しています。当技術マークの数字は、プラマクラスター作動時の各席(着座時の顔面高さ)で測定した空中に吹き出される1cm3あたりのイオン個数の平均値の目安です​

N-BOXのアレルゲン対策②

 

服に花粉がついていても、シート地が働きを不活性化!

N-BOXのシートなら花粉が服に付いたまま乗っても、シート地がアレルゲン物質の活動をほぼ完全に押さえてくれます。その不活性化の効果は、ダニアレルゲン98%、スギ花粉アレルゲン97%!

いかがでしたか? 車内でのアレルゲン対策&予防特集。自宅ではいろいろと気を使っているけど、車内は…。と、いうママにはこうした対策や予防ができてるクルマを選ぶことがお子さんにとっても最善ですね。

お気に入り

powerd by babycome