夜泣き…心のモヤモヤを晴らすには

  • 2018-04-25 19:30
  • 一般公開
  • テーマ:夜泣き,疳の虫,ストレス解消
マタニティスイミングの妊婦さんやママたちとお弁当を囲む昼食会でスタートしたカンガルークラブ。プール指導を卒業後も活動は続いており、みんなで集まるたびに妊娠中や育児中のさまざまな話に花が咲きます。ただ、咲くといっても、楽しい話ばかりではなくママたちの悩みは多岐に渡り話は尽きません。

その中でもよく話題になるのが「夜泣き」。この悩みは今もむかしも変わらずで、むかしは夜泣きを「疳の虫」の仕業であると信じ「虫封じ」として神仏にお願いする習わしが盛んでした。

医学的な見地からいえば、神仏による「虫封じ」は、気休めにしかなりません。いまでは「虫封じ」と言ってもピンとこないママも多いはず。

ではなぜ「虫封じ」が続けられてきたのでしょう…神社や仏閣にいくことは、日常を離れてのおでかけの機会ですから、赤ちゃんはほどよく疲れてよく眠り、母親たちにとっても1つの気分転換であったことは想像に難くありません。これが結果的に「疳の虫を封じる」と考えられていた節もあるのではと思います。

赤ちゃんの夜泣きが続くと、否が応でも母親は夜泣きに敏感になります。そして、泣かれるたびにますます母親の気持ちも神経質になっていく。そして困ったことに、母親のその気持ちはすぐに赤ちゃんにも伝染し、さらなる夜泣きを呼ぶという負の連鎖に陥りがちなのです。

カンガルークラブでは、赤ちゃんのお世話で疲れてしまい参加できなくなる人もいます。そんなママから欠席の連絡を兼ねた電話で、いろんな話や悩みを直接聞くことも少なくありません。

すると不思議なことに、電話で悩みを吐き出すのがストレス解消になるのか、次に会う時には必ずといっていいほど「なぜかあの日は、子どもがよく寝てくれたので私もぐっすり眠れました」と誰もが笑顔で報告してくれるのです。

ママの気持ちがすっきりし、心のモヤモヤが晴れれば、それも子どもに伝わるのでしょう。子育てでストレスを溜め込まないって、ママにとって本当に大事なのよね。

夜泣きも同じ。授乳が足りないなどの考えられる原因は取り除きつつ、まずはママが「泣いてもいいよ」「どうぞ泣いてください」「ママは気にしないから」くらいのおおらかな気持ちで割り切ってしまっていいのです。

とはいえ、どうしてもそんな気分になれない日もあるでしょう。そんなときこそ1人で引きこもらず、気の置けない人をつかまえておしゃべりしたり、家から一歩出て赤ちゃんと一緒に散歩したりしてみてください。

いまのママたちは子育てがうまくいかないと「なぜ?」「どうして?」と思いつめがち。ネットでいろいろ検索しては不安になっての繰り返しではありませんか。

子育ての答えは1つではありません。原因を突き詰めすぎると逆に見えなくなってしまうこともありますよ。

どうか、おおらかに。いまの時代を生きるママたちにはそんなたくましさを持って欲しいと思います。
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