marchaのブログお子さんは生後 10歳 0ヶ月(3677 日目)

D31 胎嚢確認

  • 2013-03-23 22:44
  • 一般公開
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タイトルと日記の内容は3月20日(水)のものです。

凍結胚盤胞移植後14日

今日の診察の予約時に、血液検査の結果によって
内診の有る無しが決まると言われていたので、
ホルモン値が伸びていたら胎嚢の確認ができるのだろうと思い、
採血後、内診室に呼ばれる事を祈りながら待っていました。

願いが通じ内診室に呼ばれました。
こんなウキウキで内診台に座ったのは初めてです。
モニターの真ん中に小さな丸い影が映った時
「これが赤ちゃんのお部屋ですね。」と言われました。
大きさは7.4mmで、順調なようです。

いま飲んでいるお薬も持っている分を飲みきったら終了と言われ、
ここから先はもう治療ではないという感じがして
何だか妙に肩の荷が下りた感じがしました。

前日の夕方、明日は祝日の診察だから会社は休まなくて良いし、
胎嚢も確認できるかもしれないと、とっても楽しい気分でいたところに
実家から祖母が亡くなったと電話がありました。

20日にお通夜、21日に告別式なので会社を休まなくてはならず、
しかも21日中に片付けないといけない仕事があったので
急いで会社に電話をし、会社は祝日も営業しているので
朝、2時間だけ出社して急ぎの仕事を片付け
21日はお休みをもらうことにしました。

病院に行ってから実家に帰るとお通夜の開始時刻のギリギリになりそうで
電話をくれた姉に「仕事もあるし病院どうしようかな…」って言ったら、
「これから生きて行く事の方が大切だよ。
 遅れたって仕方がないから病院はちゃんと行きなさい。
 両親(不妊のことは知らない)には上手く言っておくから。」
と言ってもらえました。

もしもあの時ちゃんと病院に行っていたら…なんて事態になった時、
一瞬でも祖母のことを恨んだりしたら、それこそ自分の事が許せず、
いろんな事を一生後悔するんだろうなって思い
病院もちゃんと行く事にしました。

仕事して、病院に行って、実家に帰って、お通夜に行って…。

いつものんびりしている私にはヘビーな1日になりそうで
「ごめんね。がんばってね。」って何度もお腹に話しかけました。

幸い、病院はそれほど混み合っていなく、
診察予定時間より早く診てもらえたので
1時間に1本しかない高速バスにも良い時間に乗れ
余裕を持ってお通夜に向かう事ができました。

88歳の祖母は、寿命を全うしたように穏やかに笑っていました。
お通夜と、告別式と、すべて終わって帰ってきてからと
それでもやっぱり悲しくてたくさん泣きました。

愛おしさから来る悲しい涙は、きっとお腹に障るものではなく、
悲しい中でも、胎嚢確認できた喜びにひたる事が不謹慎とは思えず、
お通夜や告別式を通して悲しみと同じくらい愛情や幸せも感じ、
こんなふうに最大の喜びと悲しみが平等に同居する事があるんだと
とっても不思議な2日間を過ごしました。

たまごが赤ちゃんになろうとしてると姉に伝えると
「生まれ変わりっていうか、そういうタイミングもあるんだね。」と。
受精卵が出来たタイミングで既に命は授かってる訳だから
現実的に言えば生まれ変わりとは違うけれど
きっと最後の最後におばあちゃんが力を貸してくれたんだと思う。
だから「赤ちゃん産まれるよ」って
生きているうちに報告してあげたかったな。
きっとこれからも見守っていてくれるよね。

やっぱりちょっとお腹にも負担をかけてしまったので、
次の診察でも良い結果が出ますように(ー人ー)

心拍確認できるまでもうちょっと先かな。
それまでベビ待ちカテゴリーにいさせて下さい。
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