米沢市が避難者専用の保育所を開設

  • 2012-01-04 14:21
  • 一般公開
  • テーマ:放射能関連
1月10日、福島第1原発事故の影響で福島県から避難している就学前児童に対応しようと、山形県米沢市が、避難者専用の保育所「興道南部保育園分園」を開設します。

保育所は、老朽化のために解体予定だった市の東部ひかり保育園の建物を活用して、耐震補強などの安全対策も施したもの。市内の社会福祉法人に運営を委託します。定員は20人で、昨年12月27日までに12人の入所が決まっています。

市のこども課によると、昨年10月時点で市内に避難している就学前児童は678人。このうち149人が、すでに保育所や幼稚園など22施設に入所していますが、親の就職後に入所させたいと考える世帯も含めて、29人の入所希望者がいるとのことです。

避難している母親の中には、周囲と疎遠になることや、平日の日中に母子だけの生活を強いられることを心配する人も多く避難者による自主的な育児サークルを求める声も上がっていました。今回の保育所開所は、こうした声に市が配慮したものです。市では、今後もよりよい形で避難者世帯の子育て支援に取り組んでいく予定です。

■米沢市こども課への問い合わせ先:TEL:0238-22-5111(代)
■米沢市こども課 子育て情報ウェブサイト
http://www.city.yonezawa.yamagata.jp/shisei/kodomoka/index.html

■認可保育園一覧はこちら
http://www.city.yonezawa.yamagata.jp/shisei/kodomoka/ninka.html
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